僕は君の未来を永遠(トワ)に。?
僕がアンケート用紙に必要事項を全て記入した頃に、さっきの女性スタッフがそれを回収しに来た。
『お名前を書く欄の記入漏れはありませんね?それでは、このアンケート用紙に書かれている、右上の番号が、あなたの整理番号になりますので、控えておいてください。』
女性スタッフは、一言そう言うと、部屋の中をゆっくり巡回していた。
僕が、この部屋に案内されてから、およそ三十分が経過していた。
オーディション開始は一時からだから、まだ後、二十分程時間があった。
僕がアンケート用紙を記入している間に、この部屋の席は、徐々に人で埋まりつつあった。
――とは言っても、そこは地方オーディション。
僕を入れても、五十人に満たないだろう。
これが某有名アイドルグループのプロデューサー、〇んく♂社長の会社、T〇X(株)主催のオーディションなら、恐らく、四〜五百人は集まりそうなものだ。
このオーディションは地方オーディションだけど、これに通ったら三次予選で、その模様は、全国ネットで放送されるそうだ。
けれど僕は、別にそこまで真剣にこのオーディションに意気込んでいる訳でもなければ、お笑い芸人になりたいから履歴書を送った訳でもない。
ただの興味にそそられるままに、来てしまったまでだ。
パンパン―――。
『それでは―――。』
さっきの女性スタッフが手を二度程叩いて言った。
『皆さん、席は前方に詰めて座ってください。もうそろそろオーディションを始めたいと思いますが、担当の者が約二名来ますので、それまでもう少々お待ちください。』
女性スタッフは、僕等、この部屋に集まった、これからオーディションを受けようとする者達を、前から詰めて席に着かせた。
トントン―――\r
誰かが部屋をノックする。
カチャッ―――\r
どうやら女性スタッフの言っていた担当者二人が来たようだ。
『お名前を書く欄の記入漏れはありませんね?それでは、このアンケート用紙に書かれている、右上の番号が、あなたの整理番号になりますので、控えておいてください。』
女性スタッフは、一言そう言うと、部屋の中をゆっくり巡回していた。
僕が、この部屋に案内されてから、およそ三十分が経過していた。
オーディション開始は一時からだから、まだ後、二十分程時間があった。
僕がアンケート用紙を記入している間に、この部屋の席は、徐々に人で埋まりつつあった。
――とは言っても、そこは地方オーディション。
僕を入れても、五十人に満たないだろう。
これが某有名アイドルグループのプロデューサー、〇んく♂社長の会社、T〇X(株)主催のオーディションなら、恐らく、四〜五百人は集まりそうなものだ。
このオーディションは地方オーディションだけど、これに通ったら三次予選で、その模様は、全国ネットで放送されるそうだ。
けれど僕は、別にそこまで真剣にこのオーディションに意気込んでいる訳でもなければ、お笑い芸人になりたいから履歴書を送った訳でもない。
ただの興味にそそられるままに、来てしまったまでだ。
パンパン―――。
『それでは―――。』
さっきの女性スタッフが手を二度程叩いて言った。
『皆さん、席は前方に詰めて座ってください。もうそろそろオーディションを始めたいと思いますが、担当の者が約二名来ますので、それまでもう少々お待ちください。』
女性スタッフは、僕等、この部屋に集まった、これからオーディションを受けようとする者達を、前から詰めて席に着かせた。
トントン―――\r
誰かが部屋をノックする。
カチャッ―――\r
どうやら女性スタッフの言っていた担当者二人が来たようだ。
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