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Love story in N.Y

[114]  Velma  2008-04-22投稿
眠気覚ましにコーヒーを入れ、お気に入りの曲を聞きながらパソコンに向かう。
ファッション雑誌で新企画を考えるなんて…今時の雑誌はどれもこれも似たような内容ばかり。他社の雑誌や過去の雑誌を見てみてもイマイチアイディアは浮かばない。


何時間経っただろう。


気が付けば窓の外は暗くなっている。
ニューヨークの夜景はいつ見ても僕をリフレッシュさせてくれる。


「あぁ!もうダメ!」

完全に煮詰まった僕はシャワーを浴びようと、空き部屋のドアを開けた。



暗闇の中に段ボールや家具がうっすら見える。


僕は新しいルームメイトとの生活を少し楽しみに思いながらバスルームに向かった。


少し熱めのシャワーを浴びて企画を考える。


メイク特集…ハリウッドファッション…


ありきたりな事しか思い浮かばない。



シャワーから出て再びパソコンに向かい浮かんでは消えるアイディアをどうにかまとめようとしていた。




「あぁ…嘘だろ?もう朝だよ。全然進んでないし…」


すっかり明るくなった窓の外を見てため息をついた。



僕は気分転換をしようと財布と携帯を片手に外へ出た。

とても天気がよく、仕事さえなけりゃ好きな本とコーヒーを持ってセントラルパークに行くのに…何て思いつつアパートから少し離れたパン屋に向かった。


「おぉ、ロビン!おはよう!日曜なのに早いな?今日は何にする?」

僕は毎朝の様にこのパン屋でべーグルを買って仕事に行くんだ。だからここの店員とはみんな顔見知りなんだ。

「ちょっと徹夜明けで。今日はセサミべーグルにクリームチーズとスモークサーモンにして。」

「OK!ちょっと待ってな!」


出来上がったべーグルを受け取るとアパートへ直帰した。



アパート近くでフリーペーパーを拾い、少し立ち止まって一面の記事を読んでいた。

ふとアパートの方に目をやると小さな花束と大きな荷物を抱えた女性が立っていた。





僕はその女性にくぎづけになった。

何故だろう…

少しじっと見てみると、体に衝撃が走った。






彼女だ!

あのバス停で見かけた、あの時の東洋人だった。

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