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ソードメーカー5―?

[516]  いっと  2008-04-24投稿
雨によって冷えた体温を感じながら、一つ小さく全身を震わせた。
「あ…ミリス姉ちゃん達にまた迷惑掛けちゃうなあ…」
ロイはそう呟いた途端、目を大きく見開いて、キョロキョロと辺りを見渡した。「そうだ!確かあいつらにやられて…、ね、姉ちゃん達は!?叔父さんや叔母さんは!?」
そうガラガラ声で叫ぶと、ロイは気だるい身体を無理矢理起こした。
「っ!」
その瞬間、脚に激痛が走った。
見ると、壊れたガラスの破片が、ふくらはぎの辺りに突き刺さっていたのである。
ロイはそのガラスの破片を掴むと、息を止めて一気に引き抜いた。
「あぐっ!」
引き抜いた瞬間、強烈な激痛が、全身を駆け巡った。「ヒ…ヒーリング…」
ロイは剣の切っ先を患部に当て、治療魔法を唱えた。淡い闇の光が患部に当たると、傷口はみるみる塞がっていった。
「よ…良かった…あの時魔力を使い切らなくて…」
安堵の表情を浮かべて、ロイは座りながら、改めて辺りを見渡した。
建物は全て瓦礫と化し、至る所に壁やガラスの破片が散乱していた。
奥の方に目をやると、そこには多くの町人が倒れ伏していた。
「…っ!!」
ロイは唇を噛み、思わず目を反らしてしまった。

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