奇妙な時空−第2話
どうしよう。
私は、その言葉だけが頭の中で繰り返されるのを感じていた。
私は、病院の救急処置室にいる。つまり看護師なのだが、問題はソコじゃない。
問題は後ろにいる。救急車で運ばれて来たのは、既に死体と呼ばれる方だった。近くの公園で工事現場の黄色と黒のロープをつかい…………。
警察が来るまでなにもすることは出来ない。身体を浄めてあげる事も、首からロープを取る事もできない。
でも、それすらも問題じゃない。
問題は、私の後ろで私に背を向けている人だ。伸びた首と肩に絡む黄色と黒のロープ。
振り返らなくても頭の中で見える。そして、その人はゆっくり動いているのも。
どうしよう。
振り返ってしまったらどうなるの?その人が私の方を見たらどうなるの?
あぁ、早く警察がきて引き取ってくれないだろうか……!
私は、その言葉だけが頭の中で繰り返されるのを感じていた。
私は、病院の救急処置室にいる。つまり看護師なのだが、問題はソコじゃない。
問題は後ろにいる。救急車で運ばれて来たのは、既に死体と呼ばれる方だった。近くの公園で工事現場の黄色と黒のロープをつかい…………。
警察が来るまでなにもすることは出来ない。身体を浄めてあげる事も、首からロープを取る事もできない。
でも、それすらも問題じゃない。
問題は、私の後ろで私に背を向けている人だ。伸びた首と肩に絡む黄色と黒のロープ。
振り返らなくても頭の中で見える。そして、その人はゆっくり動いているのも。
どうしよう。
振り返ってしまったらどうなるの?その人が私の方を見たらどうなるの?
あぁ、早く警察がきて引き取ってくれないだろうか……!
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