奇妙な時空−第3話
毎夜のように悪夢を私は見ていた。
何時も冷汗をかいたり、悲鳴を上げたり、涙を零しながら跳び起きたり。
どうしてなのかは解らない。でも、私は安らかに眠るという事を得られない。
「ドリームキャッチャーって知ってる?」
友達に戯れ半分に悪夢の話しをしてみたら、真剣な返答が返ってきた。
「?…何それ?」
友達の話ではインディアンのお守りで悪夢を取り去ってくれるという。
「近くの雑貨屋にもあるよ?」
冗談半分、効果があればラッキーという事で試しに買うことにしてみた。
白い輪に蜘蛛の巣のような糸・中心にはシゼンセキのターコイズ、左右には幾枚かの鳥の羽根。
インディアンのお守りというのに納得の様相だ。
私は、それをベットの傍に吊して眠りについた。
「なんて効果!」
思わず朝に口から出た。初めて悪夢を見なかったのだ。流石とドリームキャッチャーを振り返った私は、そのまま凍り付いた。
…………羽根がない。石もない。
床を見ると引地ぎられたような羽根が散乱して、砕けて砂の様になったターコイズがあった。
「………。」
無言でその惨たらしい惨状を見下ろし、私は考える。
悪夢は私に仕返しに来るだろうか?
私はもう一度ドリームキャッチャーを買っておくべきだろうか?
何時も冷汗をかいたり、悲鳴を上げたり、涙を零しながら跳び起きたり。
どうしてなのかは解らない。でも、私は安らかに眠るという事を得られない。
「ドリームキャッチャーって知ってる?」
友達に戯れ半分に悪夢の話しをしてみたら、真剣な返答が返ってきた。
「?…何それ?」
友達の話ではインディアンのお守りで悪夢を取り去ってくれるという。
「近くの雑貨屋にもあるよ?」
冗談半分、効果があればラッキーという事で試しに買うことにしてみた。
白い輪に蜘蛛の巣のような糸・中心にはシゼンセキのターコイズ、左右には幾枚かの鳥の羽根。
インディアンのお守りというのに納得の様相だ。
私は、それをベットの傍に吊して眠りについた。
「なんて効果!」
思わず朝に口から出た。初めて悪夢を見なかったのだ。流石とドリームキャッチャーを振り返った私は、そのまま凍り付いた。
…………羽根がない。石もない。
床を見ると引地ぎられたような羽根が散乱して、砕けて砂の様になったターコイズがあった。
「………。」
無言でその惨たらしい惨状を見下ろし、私は考える。
悪夢は私に仕返しに来るだろうか?
私はもう一度ドリームキャッチャーを買っておくべきだろうか?
感想
感想はありません。