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君の詩…2

[113]  2008-04-28投稿
カラン♪コロン♪

喫茶店のドアを開けると中から、

「いらっしゃい。」
と声が聞こえた。この店の主人の年配の男性が笑顔で迎えてくれた。

「あ、どうも。コーヒーを下さい。」
僕は主人の目の前のカウンター席に座った。

「はいよ。」

差し出されたコーヒーは、なんだか見覚えがある。だけど、思い出せない。この流れている曲も…聞いた事があるはずなのに。。。

ふと、1人の女性の名前が頭の中に浮かんできた。


「あや…。」


名前を呼ぶだけで、胸の奥がしめつけられるようだ。それと同時に、とても恋しい気持ちになる。店の中で流れる曲が僕の記憶を呼び覚まそうとする。


何かを思いだしそうなのに、それはなかなか出てこない。

「あや…。君は誰だ?」

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