奇妙な時空−第6話
独り暮しの私は、実家に帰るのは電車にのって、小旅行の様だ。
昔は外の景色を眺めたり、本を読んだり、色々と楽しんでいた。でも、最近では慣れてしまって夜遅い時刻に乗ることが多い。そして、うたた寝する事ばかりになってしまった。
今回も発車は夜8時。発車から暫くして眠気がやってきた。到着迄は約2時間後。一眠りしよう………。
ふと目が覚めた。
何故だろう。何かで目が覚めたみたいだ。
(何だろう?)
何故か理由が気になって辺りを見回す。疎らに車内には乗客が思い思いの過ごし方で時間を流している。
何故か微かな違和感があった。
(何だろう?この違和感は……)
辺りを私はもう一度見回した。
規則的な電車の音。
思い思いの過ごし方をしている乗客。
そして夜窓に映し出された車内には、もう一つの車内と乗客。
(あ!)
違和感が何かわかった。
車窓には窓にもたれ掛かり、うたた寝している私がいる。
でも、同じ姿になろうにも私の眠気は遠い過去にあった。
暫く眠る私を私は見続ける。
…………到着したら、どちらかが『私』になるのかしら…………。
昔は外の景色を眺めたり、本を読んだり、色々と楽しんでいた。でも、最近では慣れてしまって夜遅い時刻に乗ることが多い。そして、うたた寝する事ばかりになってしまった。
今回も発車は夜8時。発車から暫くして眠気がやってきた。到着迄は約2時間後。一眠りしよう………。
ふと目が覚めた。
何故だろう。何かで目が覚めたみたいだ。
(何だろう?)
何故か理由が気になって辺りを見回す。疎らに車内には乗客が思い思いの過ごし方で時間を流している。
何故か微かな違和感があった。
(何だろう?この違和感は……)
辺りを私はもう一度見回した。
規則的な電車の音。
思い思いの過ごし方をしている乗客。
そして夜窓に映し出された車内には、もう一つの車内と乗客。
(あ!)
違和感が何かわかった。
車窓には窓にもたれ掛かり、うたた寝している私がいる。
でも、同じ姿になろうにも私の眠気は遠い過去にあった。
暫く眠る私を私は見続ける。
…………到着したら、どちらかが『私』になるのかしら…………。
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