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ベタなお化け

[483]  SSサイズ  2008-05-01投稿
これは私が中学2年の頃の話である…

その日の夜、大して面白い番組は無く部屋で私は1人漫画を見ていたのである。

その時だ…ゾクッ
(なんだろぅ寒気がする…部屋に何かいる……)
そぅ思うと私は部屋の回りを見渡した。
(まさかね、きのせいだょね)と、1人でフッ と笑う。何もなかったょうに漫画の続きを見る。
11時が過ぎ、そろそろ寝ようかとベッドに入った。
大抵私はベッドに入ったら1時間は眠れないで天井見ながら考え事をしている。今日あった出来ごと、明日は何をしようかとか下らない事である。
その時だった、いきなり体がしびれたように動かなくなったのだ!初めての経験で戸惑い声を出そうにも出ない。もしかしてこれって金縛り?そう思ってたら私の目の前に黒い影が現れた!しかも白く丸い目がこちらを見ている!
その幽霊か妖怪かも分らない物体が喋ったのだ!

…ぅらめしや…うらめしや…うらめしや…うらめしや…

そう言うとそいつは消えて金縛りも解けていました。
怖くて寝れなくなりその夜中はずっとテレビを見ていました。
お母さんにこの事を話すと小さい頃私は死んだおじいちゃんと話をしていたそうで、霊感はちょっとあるみたいなのです。
誰になにをうらまれてるんだろうと気になった私はユタの人に聞いてみたんです。電話でやり取りをしていたんですがその人は土地が悪いと言うんです。私が住む土地は神聖な場所らしく、土地を荒された事によって怒っているらしく、考えてみたら私の隣り近所のお父さんが事故で亡くなっていたり、おばさんが亡くなっていたり、後うちのお婆ちゃんが骨折してマブヤー魂)を落として寝たきりになったりなど共通する点がいくつも出て来たのです。その後私達はユタに頼んで家の回り、近所をおはらいしました。あの幽霊をみてから私は良く金縛りにあうようになりました。幽霊は見たくないので目はつぶるんですけど、悲鳴が聞こえたり、人がなにかモゴモゴ喋ってる声が聞こえます。
それになれてきた私は、また金縛りかとおもったら、力を思いっきり入れてウワァ!とやるとそれが解ける事に気付き、怖さも感じなくなっていました。
今ではこの幽霊話しは私の笑いのネタにもなっています。信じないかもしれないけど、ベタな幽霊がホントにいるんだなぁという今の私の素直な気持ちです。END。。。

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