夏華
夜の街。みんな楽しそうに笑ってる。なかには酔い潰れて道に座りこみ寝ているおじさんもいる。『はぁ……もうまぢだりぃぃ』携帯に親からの着信がズラリと並んでいる。夏華は携帯を川に投げた。夏華は家に帰りたくなかった、帰ったら酔っぱらった父に殴られる。母は父に耐えきれなくなり私を置いて出ていった。もう家に帰りたくない!でもなぁ…これからどうしよ…お金もないし服もないしおまけに携帯さっき捨てちゃったし…。まぢどうしよ…。「ねぇ、君いくつ?」夏華は顔を上げた
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