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学校の屋上の警察署 ―エンパス6―

[372]  堀キコ  2008-05-02投稿
「うぅぅぁぁあああ!!」突然目を見開き愛美は苦しみだした。

「やばい!エンパスだ!」そして佐藤は愛美の隣に居た真奈を愛美の側から引き離した、

「うぅぅ、、、」
愛美は苦しむのを止め、佐藤と真奈の方を見て、

「私、直るんでしょうか?もう嫌です、、、。」
そう言うと愛美は布団を頭まで被り、泣いた。

佐藤が言う
「愛美さん、あなたのエンパスは“エンパスじゃありません”言うなら“思い”です。あのストーカーの霊があなたの事を思いすぎなんですよ、ストーカーの思考はこうです“愛美に近付く者は全て危険だ俺が愛美を護る”って感じです。ですから愛美さんあなたのエンパスはストーカーの霊を成仏させるしかないんです」
佐藤はどこか暗い表情で愛美に告げた。

「じゃあ早くストーカーを成仏させて下さいよ!!」愛美が布団の中で叫んだ。

「実は、、もう成仏は手遅れなんですよ。何故ならストーカーの魂があなたの魂に寄生してるんです。」

「じゃあ強制的に成仏させる事は出来ないんですか!!」


佐藤はその瞬間拳を握り、
「いい加減にしろよ!!!いつまで甘えてんだ!!」怒鳴った。

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