ともだち
みんなでバスに乗ってるとき、彼が私の前にいた。
彼のとなりに座ってる男の子は眠りに入ってた。
(まだ付き合ってたら、この時間もすごく楽しかったんだろうな。)
そう思いながら、彼の耳からイヤホンを外した。
「お前はこれ聞いとけよ。」
二人で同じ歌を聞いていた。
ねぇ、あなたは何を想ってた?
音楽なんか頭に入ってこなかったよ。聞こえていたかもわからない。
別れても友達は続けるって、友達の線はどこまでなのか忘れちゃったよ。
だけど今まで通り名前で呼んでくれるから嬉しいの。
曲が終わる前にイヤホンを返した。
ずっとそばにいたかったよ。
もう好きじゃない?
心の声を押し殺した。
帰りのバスではメールを送ってみた。
『あのね…』
明日くる犬の話をしようとした。
『あいつ今ケイタイ壊れてるからメール返せないよ。』
友達からメールがきた。
たいしたことじゃないから別によかったのに、
「ごめんね。ケイタイ壊れてて…」
思い出のメールも全部消えちゃったのかな?
彼のとなりに座ってる男の子は眠りに入ってた。
(まだ付き合ってたら、この時間もすごく楽しかったんだろうな。)
そう思いながら、彼の耳からイヤホンを外した。
「お前はこれ聞いとけよ。」
二人で同じ歌を聞いていた。
ねぇ、あなたは何を想ってた?
音楽なんか頭に入ってこなかったよ。聞こえていたかもわからない。
別れても友達は続けるって、友達の線はどこまでなのか忘れちゃったよ。
だけど今まで通り名前で呼んでくれるから嬉しいの。
曲が終わる前にイヤホンを返した。
ずっとそばにいたかったよ。
もう好きじゃない?
心の声を押し殺した。
帰りのバスではメールを送ってみた。
『あのね…』
明日くる犬の話をしようとした。
『あいつ今ケイタイ壊れてるからメール返せないよ。』
友達からメールがきた。
たいしたことじゃないから別によかったのに、
「ごめんね。ケイタイ壊れてて…」
思い出のメールも全部消えちゃったのかな?
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