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カミサマ 〜光の雪?〜

[325]  BgwP←/  2008-05-02投稿

 ―――雪が。

 純白の雪がひらひらと降っている。


 彼はそれを、いつもの場所に立ち感じていた。


 真っ白な雪は町をおおうように降っていて、分厚い雲の隙間をくぐり抜けた日の光が、積もろうとするそれを無残にも溶かしている。

 子供たちは日陰に残った雪をかき集めて像を作り、大人たちは迷惑そうに雪掃きをしていた。


 アイサはそれを、教会の扉の前に立ち眺めていた。


 少しずつ、ずれていく二人。


 でも、アイサは彼を兄のように思っていたし、また彼もアイサの事を妹のように思っていた。









 兄弟喧嘩。









 言ってしまえば、ただそれだけなのかもしれなかった。

感想

  • 9762: くだらない駄文ですが、感想など頂けたら嬉しいです。 BgwP←/ [2011-01-16]
  • 9841: くだらなくなんかないですよ。続き気になってます!これからも頑張って下さい! 雪田 瑠真 [2011-01-16]

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