48日間 ?
3月23日午後6時52分
柊宅
シャーーーーーーーザーーー
隣からシャワーの音が聞こえてくる。
あれやこれやと考えてみたものの、やはり欲望に勝てなかった。
脱いだ服を入れるかごの中には
(・・・フズキのか?)
下着が入っていた。
(イカンイカン流石にこれはダメだ)
必死で煩悩と闘う。
何か足に当たった。
(!!!!!!!!!)
(パパパパパパパパパパ
パンツ!!!!)
(イカンイカンイカンイカンイカンイカン
落ち着け落ち着つくんだ
とりあえず見なかった事にしよう)
(今回は覗くだけ・・・
って覗くのも悪いんだけどな。)
俺は浴室の前に立った。
「・・・・・・ゴクリ。」
(いっせーの!で顔を突っ込むぞ!)
ドキドキドキドキドキドキドキ
「いっせー、イッセー、
いっせーのせーで・・・・・」
「・・・ふぅーふぅー
(深呼吸)」
「いっせーの!」
スゥっ
白い湯気
シャワーの中に、彼女がいた。
濡れている髪
潤んだ瞳
上気して薄い桃色に染まっている。
抱きすくめたくなる身体
肩
胸
腰
足。
(我慢出来ない!)
「フズキーーーー!」
当然彼女に触れられる筈が無い。そんな事は分かっていた。分かっていたけど我慢出来なかった。
俺はフズキと浴室を摺り抜けていた。
(・・・・・・・・・)
(目茶苦茶せつねぇ。)
とりあえずただ呆然としながら、フズキの部屋へ戻った。
さっき見た彼女の裸が目に焼き付き離れない。
もし、生きていたら、
彼女に、フズキに、触れられるのに。
俺には、それが出来ない
死んでるから
逢えねぇ
喋れねぇ
触れねぇ
俺は初めて死んだ事を悔しく思った。
柊宅
シャーーーーーーーザーーー
隣からシャワーの音が聞こえてくる。
あれやこれやと考えてみたものの、やはり欲望に勝てなかった。
脱いだ服を入れるかごの中には
(・・・フズキのか?)
下着が入っていた。
(イカンイカン流石にこれはダメだ)
必死で煩悩と闘う。
何か足に当たった。
(!!!!!!!!!)
(パパパパパパパパパパ
パンツ!!!!)
(イカンイカンイカンイカンイカンイカン
落ち着け落ち着つくんだ
とりあえず見なかった事にしよう)
(今回は覗くだけ・・・
って覗くのも悪いんだけどな。)
俺は浴室の前に立った。
「・・・・・・ゴクリ。」
(いっせーの!で顔を突っ込むぞ!)
ドキドキドキドキドキドキドキ
「いっせー、イッセー、
いっせーのせーで・・・・・」
「・・・ふぅーふぅー
(深呼吸)」
「いっせーの!」
スゥっ
白い湯気
シャワーの中に、彼女がいた。
濡れている髪
潤んだ瞳
上気して薄い桃色に染まっている。
抱きすくめたくなる身体
肩
胸
腰
足。
(我慢出来ない!)
「フズキーーーー!」
当然彼女に触れられる筈が無い。そんな事は分かっていた。分かっていたけど我慢出来なかった。
俺はフズキと浴室を摺り抜けていた。
(・・・・・・・・・)
(目茶苦茶せつねぇ。)
とりあえずただ呆然としながら、フズキの部屋へ戻った。
さっき見た彼女の裸が目に焼き付き離れない。
もし、生きていたら、
彼女に、フズキに、触れられるのに。
俺には、それが出来ない
死んでるから
逢えねぇ
喋れねぇ
触れねぇ
俺は初めて死んだ事を悔しく思った。
感想
- 9765: いつも見させて頂いてます。とても面白いです? [2011-01-16]