七十七つ目の鐘〜前編〜
七十七つ目の鐘が鳴ったら私は死のう。
それは最初の鐘が鳴るずっと前から考えていた事だった。
私には生まれた時から家族が居なかった。周りには誰も居なかった。そんな中、私は十五年生きて来た。そして私に初めて家族と思える人が現れた。
私はその人と知り合ってから一年が経った頃、ちょうどお祭りで七十七つ目の鐘が鳴った時、その人に好きだと告白した。返事はYesだった。それから私達は付き合い始めた。
一年が経って私達は二人でお祭りに来ていた。二人でお祭りを楽しみ、鐘が鳴って行くのを聞いていた。そして七十七つ目の鐘が鳴った時、彼は私に指輪を渡して結婚してくれ、と告白してくれた。私は嬉しくてすぐにはい、と答えようとした。しかし七十八つ目の鐘が鳴る前に事故が起きた。私は足を踏み外して階段の上から落ちそうになった。彼はそれを見て私の手を掴み、助けてくれた。しかし彼はその反動で頭から落ちて行った。 後編へ
それは最初の鐘が鳴るずっと前から考えていた事だった。
私には生まれた時から家族が居なかった。周りには誰も居なかった。そんな中、私は十五年生きて来た。そして私に初めて家族と思える人が現れた。
私はその人と知り合ってから一年が経った頃、ちょうどお祭りで七十七つ目の鐘が鳴った時、その人に好きだと告白した。返事はYesだった。それから私達は付き合い始めた。
一年が経って私達は二人でお祭りに来ていた。二人でお祭りを楽しみ、鐘が鳴って行くのを聞いていた。そして七十七つ目の鐘が鳴った時、彼は私に指輪を渡して結婚してくれ、と告白してくれた。私は嬉しくてすぐにはい、と答えようとした。しかし七十八つ目の鐘が鳴る前に事故が起きた。私は足を踏み外して階段の上から落ちそうになった。彼はそれを見て私の手を掴み、助けてくれた。しかし彼はその反動で頭から落ちて行った。 後編へ
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