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奇妙な時空−第9話

[322]  あきは  2008-05-05投稿
とても不思議なものをみた。

真夜中近く無性に喉が渇いて、家のすぐ傍の自販機まで行くことにした。

ガチャンッ

音を纏い取り出し口に姿を現した缶を取り出すと、その場でプルトップを引き開けた。冷たい液体が喉を潤していくのを感じながら、何気なく辺りを見回した。

(あれ…?)

司会の端に何かがひょんっと動いた。

(何あれ………?)

ひょんっひょんっという動きで夜の闇の中、何かが跳ねていた。動きだけ見れば反復横跳びに近いが、姿形は………

(……か、かかし?)

段々とシルエットは私に近づいている。
逃げるべきか?それとも、実態の確認をするべきか………?

私はまだ悩みながらそれを見つめていた。

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