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猫〜逃亡〜

[434]  黄粉  2008-05-05投稿
外ではパトカーのサイレンが聞こえた。私は自分の指紋を拭き、ミイを抱いて逃げた。

「ごめんね」

にゃあ。ミイは赤毛の尻尾をふり、鳴いていた。

「もう止めて。」

そういっているような気がした。

「一緒に逃げちゃおうか。」

私は決めた。逃亡だ。完全犯罪。


ミイといれば怖くないの。私はまず、駅に向かった。


今日私達は逃亡する。

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