四季とあなた
春 あなたと出会った。 全てが始まった、その日から。あなたに心を奪われた桜色の春。 夏 またあなたに巡り逢えた。運命を感じた。そこに確かに在ったあなたの温もり、優しい瞳…だけど別れはすぐに来た。深すぎる絶望感、悲しみ。夜空に吸い込まれそうだった藍色の夏。 秋 君の行方を探す。でもどんなに探してもあなたはいなかった。少し寒い風がよりあなたを求めた。出会った日を思い出し孤独に堕ちた紅色の秋。 冬 あなたと私は岐路に立たされた。あなたはこれから何処へ行くの?あなたを想うと自然に涙が零れ落ち、枕を濡らした。涙が凍るほど凍えた銀色の冬。 −−あなたと出会ってから何度も季節は巡った。もう少しで君と出会った季節が来る。あなたは今何処にいる?私はただあなたの幻を想い、愛している。この記憶がなくなればあなたが消えてしまいそうで怖い。夜も眠れない。ねぇ、私はあの日を忘れてないよ。あなたと出会った日を。だってあれは運命だと思ってるから…あなたは私の最初で最後の最愛の人だから… ほら、あなたと出会ったあの季節が始まろうとしてるよ。 《これは私の実体験です。今でも私は”あなた”を愛しています。傍にある愛をどうか大切にして下さい。》
感想
- 849: 自分の恋愛にかなり重なりました。自分も別れた彼女を今でも愛してます。彼女が書いたような錯覚がして涙が溢れてきました。 [2011-01-16]
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