カメラと黒髪 #11
それから夕方頃までビキニ姿だけで撮影は進み、終了した。
「お疲れ様希美。やっぱり表情が軟らかく映るから希美は自然体が一番だよ。写真写り良かった方だろ」
「それなりに…。あの、私自前で服持ってきたんですけど」
「まだ1日目だからさ、今日はこんな感じで」
どうも煮え切らない感覚のまま希美は宿へと案内された。
希美はアキと同室だと知り、嬉しいやら怖いやら複雑な気持ちのまま大浴場に向かった。
「えぇ〜。誰もいない…」
どうやらここはあまり人気がない、というより認知されていない宿らしく、誰も泊まらない本物の隠れ家スポットだったらしい。
念のためタオルを巻き体を隠したが人気はおろか動物がいる気配も無い。
確かに露天風呂は無く、本当に大浴漕が付いているだけだ。
「おーーーい!!!」
「きゃっ!!!え?アキ!?」
どこからかアキの声がする。
「今混浴のとこにいるんだけど、誰もいないから良かったら来ない!?……さすがにイヤか」
確かに混浴へ繋がる木戸がある。
「ぃ……行きますょ!!行きますよ!!」
なぜか怒った声で答えてしまい、希美は髪をしっかり結って、タオルが落ちないようにしっかり巻いて、「混浴」と書かれた木戸を開けた。
女風呂に背を向けアキが入っていた。
「お疲れ様希美。やっぱり表情が軟らかく映るから希美は自然体が一番だよ。写真写り良かった方だろ」
「それなりに…。あの、私自前で服持ってきたんですけど」
「まだ1日目だからさ、今日はこんな感じで」
どうも煮え切らない感覚のまま希美は宿へと案内された。
希美はアキと同室だと知り、嬉しいやら怖いやら複雑な気持ちのまま大浴場に向かった。
「えぇ〜。誰もいない…」
どうやらここはあまり人気がない、というより認知されていない宿らしく、誰も泊まらない本物の隠れ家スポットだったらしい。
念のためタオルを巻き体を隠したが人気はおろか動物がいる気配も無い。
確かに露天風呂は無く、本当に大浴漕が付いているだけだ。
「おーーーい!!!」
「きゃっ!!!え?アキ!?」
どこからかアキの声がする。
「今混浴のとこにいるんだけど、誰もいないから良かったら来ない!?……さすがにイヤか」
確かに混浴へ繋がる木戸がある。
「ぃ……行きますょ!!行きますよ!!」
なぜか怒った声で答えてしまい、希美は髪をしっかり結って、タオルが落ちないようにしっかり巻いて、「混浴」と書かれた木戸を開けた。
女風呂に背を向けアキが入っていた。
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