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見いだされた才能

[175]  日下部はな  2008-05-11投稿
 ある朝、ポストの中に水色の手紙が入っていた。
 (中林 遥奈様)
 名前の他は、何も無い。住所も書かれてなければ、切手も貼っていない。
 裏を見ようとした瞬間
 「ゆか、早く学校へ行きなさい。何時だと思ってるの!」
 母親の声から逃げるように、学校へと走る。
 無意識のうちに、カバンに手紙を入れてるのにも、気付かないまま…
 「ふぅ、ギリギリセーフかな?」
 いつもだったら、門の前には、生活指導のユニクロがいるはずだ。
 「おっかしぃなぁ。遅刻してんのに」
 遅刻が見逃されて、ラッキーなはずなのに…
 何か、納得出来ない気持ちで、教室へと急ぐ。
 ゆかの教室、1年2組のほうから、ザワザワとした声が響いている。
 ゆかのクラスは、生活指導のユニクロが担任だ。
 朝のホームルームでは、学年のどのクラスよりも、静かなはずだ。
 ガラッと音をたてながら、教室へと入る。
 一瞬の静寂の後、
 「ユニクロ、入院したんだって」
 仲の良い美紀が教えてくれた。大きな声でも無いのに、不自然に響いて聞こえた。
 まさか…
 ゆかは、昨日の夜の夢を思い出す。
 夢の中で、担任がバイクで転ぶのを見てたのだ。

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