カミサマ 〜光の雪?〜
ゴゥゴゥと突風がうなる。
祭りはとうに終わっており、出店も姿を消していた。
容赦ない吹雪が町中を暴君のように荒らし回り、白い町をさらに白く塗り潰している。
「………ねぇ、サラサエル」
「なんだい?黒き姫」
「…大丈夫なの?」
アイサの問いかけに、彼は さぁ と興味のないような返事を返す。
だが、それは当たり前だろう。
何年もの間、この教会で一人で暮らしている彼は何度も今日のような吹雪を経験していたのだから。
「怖いかい?黒き姫」
「……えぇ。少し」
心配そうに顔を曇らせるアイサを見て、彼はやわらかに笑った。
「大丈夫だよ。大丈夫………」
寒さ故か、心配さ故か。身体を強ばらせるアイサを、彼は静かに抱き寄せた。
―――僕はいつでも
君の傍にいるから―――\r
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