両思い…片思い…?
『なぁ、美羽。俺のこと好き??』徹が私に聞いた。私は、もちろん『好きだよ』そう答える。でも…徹に『好き』という言葉を言うたびに何かが私の中でひっかかる…。やっぱり‥私の中には、まだ龍の存在があるんだ…。徹に『好き』というたびにそう思い知らされる‥。私は今でも龍と毎日メールをしている。これ以上、龍とつながってたらいけない。わかってる…でも‥どうしても…メールしてしまう。龍も‥送ってきてくれる。徹とも、もちろん毎日メールする。電話だってする。でも‥徹と一緒にすごす時間‥私は、龍を忘れることができない。でも、徹のことだって好き‥。どうして‥??龍をいくら思ったって叶うわけないのに…私には‥徹がいるのに…なんで??どうして私の中の龍の存在はこんなに‥大きいの‥?? そんなことを考えながら泣いていたときだった。私の携帯が鳴った。《新着メール1件》受信ボックスにあったのは…徹‥。『美羽、お前‥龍のこと好きだったんだな』‥え!?なんで??なんで徹がそんなこと…??私は少し戸惑ったけど即返信。『アハハ☆ぇ??なに言ってるの??もぉ〜徹ったらぁ』なんてメールを送る。‥すぐに返ってくる。『隠さなくてもいいよ☆俺、龍に聞いたんだ』‥龍に!?ぇ??なんで??龍??『どうして??龍がなんで徹にそんなこと??』思ったことをそのまま徹にメールする。『俺が「美羽の前の好きな人お前だろ??」って龍に聞いたんだ…そしたら「なんで知ってんの??」て返ってきた。‥今はもう好きじゃないんだろ??俺は美羽を信じてるからさ☆』‥徹‥ごめんね…私‥まだ龍のこと好きだよ…でも‥ そんなこと言えるわけなくて…『もちろん今は徹が大好きだよ☆★』‥送信…。‥はぁ…私‥最悪じゃん…
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