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見えぬ壁 3

[130]  リンリン  2008-05-16投稿
数回デートを重ね、カラオケで二人で遊んでいたとき、急に歌っていた歌を停めてしまった。

義孝「どうしたの?」

ミン「………………」

黙り込む彼女、何か怯えてるような、苦しんでるような

義孝「体調悪くなった?」

彼女は激しく首を振る。
義孝「何か嫌な事ある?」

今にも泣き出しそうな彼女、細い線のような空気がしばらくつづく、

義孝{重い……}

ミン「………………」

義孝「………………」

ミン「ねぇ」

義孝「ん?」

ミン「私は、★〇℃♂∞§£」

義孝「ん?」

ミン「我愛イ尓」

義孝「日本語でお願い」

ミン「ん〜ん〜」

義孝「………………」

ミン「I love you?」

義孝「I love you?」
{なんで疑問系?}

義孝「………………ん?」

なぜ?I love you?え?俺に?ええ?えぇ?

困惑する俺、今にも泣きそうな彼女。

うわ、何か言わなきゃ、気持ち答えなきゃ。俺も好きだろ?好きなんだろ?

何て言う?何て言う?

お〜い、何か言えよ俺

どれくらい時間がたったろ?ヤバイ

ミン「ごめんなさい」

泣き出す彼女。

義孝「……………」

義孝「俺も好きだ」

ミン「え?」

義孝 「好き」

ミン「ほんと?」

義孝「うん」

ミン「え〜ん(泣)」

義孝「な、泣くなよ」

彼女の目から涙がこぼれる、俺はまた、何も言えなくなってしまった。けれども、無意識に彼女を抱きしめていた。

彼女と抱き合い、本当に人間は言葉はいらないと感じた。

こんなにも彼女の気持ちが理解できる。抱きしめるだけなのに、言葉を交わしてないのに。

俺は、こんなに気持ちがやわらかくなったのは、初めてだった。

つづく

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