猫〜猫と少女〜
(私なんて死ねば・・・・・。)
そうだよ。もう私は話すコトが出来ない。なんなら死んだ方が―――――飛び降りたら楽になれる・・・・。
「何してるんだ!!!」
後ろから医者に取り抑えられた。私は驚きと怒りでめちゃくちゃに暴れた。
(やめて!離して!私は、私は・・・)
「私は死ななきゃだめなの!!!!」
やっと声が出た。
グサッ!
「ぐぅっ!」
医者はうめき声をあげて、倒れた。
「?」
見ると、私の手にはあの時の包丁が握られていた。
確か・・・確かここに来た時に取られたはずなのに・・・!
私はパニックになった。
「あ、あ、あぁ・・・・!」
もう人は殺さないって・・・・言った、のに・・・・。
「うそだ・・・」
そのまま私は床に倒れた。
「先生ー?終わりました?・・・きゃっ!」
そこには、倒れた亜梨沙を見下ろし、血だらけの猫を抱いた少女がいた。
少女は黙って部屋から出て行った。
看護婦は、ただ立ち尽くしているしか出来なかった。
終
そうだよ。もう私は話すコトが出来ない。なんなら死んだ方が―――――飛び降りたら楽になれる・・・・。
「何してるんだ!!!」
後ろから医者に取り抑えられた。私は驚きと怒りでめちゃくちゃに暴れた。
(やめて!離して!私は、私は・・・)
「私は死ななきゃだめなの!!!!」
やっと声が出た。
グサッ!
「ぐぅっ!」
医者はうめき声をあげて、倒れた。
「?」
見ると、私の手にはあの時の包丁が握られていた。
確か・・・確かここに来た時に取られたはずなのに・・・!
私はパニックになった。
「あ、あ、あぁ・・・・!」
もう人は殺さないって・・・・言った、のに・・・・。
「うそだ・・・」
そのまま私は床に倒れた。
「先生ー?終わりました?・・・きゃっ!」
そこには、倒れた亜梨沙を見下ろし、血だらけの猫を抱いた少女がいた。
少女は黙って部屋から出て行った。
看護婦は、ただ立ち尽くしているしか出来なかった。
終
感想
- 9998: 意味がわからん……。 [2011-01-16]