バスターズ!・第三十話「連絡」
(でも・・・どうする・・・?)
決意を固めたはいいが、問題はどうやってバスターになるかだった。
(やっぱりあの女に合わないと・・・)
やはりそれしか方法はなかった。しかし、今度はあの女、咲坂に合う方法がわからない。
龍一は冷静になって考えた。
(何とか連絡がとれれば・・・連絡?・・そうか!)龍一は痛む体に鞭打ってベッドを降りた。左腕の点滴が邪魔だったので、口で配管ごと針を引き抜いた。
「く・・・」
抜くときに少し痛かったが、そんなことにはかまわずに母が置いていったバックを開き、何かを探し始める。
(お願いだ・・・あってくれよ・・・!)
そして探し物は見つかった。
「あった!」
思わず声が出る。その手には携帯電話が握られていた。
(あとはあれが残っていれば・・・)
龍一は携帯の電源をONにして着信履歴の中の『あれ』を探した。
(あった!『ホーム』・・・これだ!)
履歴の中にそれはあった。ダイヤルボタンを押し、携帯を耳にあてがう。
「プルルルルル・・・プルルルルル・・・」
(こい・・・こい!)
龍一は強く願った。
そして・・・
「プルルルルル・・・プッ・・・・・・」
誰かが着信をとる音が聞こえた。しかし、それから何も聞こえてこない。
「もしもし・・・?」
龍一は呼び掛けた。
「お前か・・・何の用だ?」
携帯の向こうから、冷たい声は聞こえた。
決意を固めたはいいが、問題はどうやってバスターになるかだった。
(やっぱりあの女に合わないと・・・)
やはりそれしか方法はなかった。しかし、今度はあの女、咲坂に合う方法がわからない。
龍一は冷静になって考えた。
(何とか連絡がとれれば・・・連絡?・・そうか!)龍一は痛む体に鞭打ってベッドを降りた。左腕の点滴が邪魔だったので、口で配管ごと針を引き抜いた。
「く・・・」
抜くときに少し痛かったが、そんなことにはかまわずに母が置いていったバックを開き、何かを探し始める。
(お願いだ・・・あってくれよ・・・!)
そして探し物は見つかった。
「あった!」
思わず声が出る。その手には携帯電話が握られていた。
(あとはあれが残っていれば・・・)
龍一は携帯の電源をONにして着信履歴の中の『あれ』を探した。
(あった!『ホーム』・・・これだ!)
履歴の中にそれはあった。ダイヤルボタンを押し、携帯を耳にあてがう。
「プルルルルル・・・プルルルルル・・・」
(こい・・・こい!)
龍一は強く願った。
そして・・・
「プルルルルル・・・プッ・・・・・・」
誰かが着信をとる音が聞こえた。しかし、それから何も聞こえてこない。
「もしもし・・・?」
龍一は呼び掛けた。
「お前か・・・何の用だ?」
携帯の向こうから、冷たい声は聞こえた。
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