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ディフェンド? ”心を鬼にして” 7

[361]  2006-05-11投稿
  「んっ・・・―――」
 怜は目をゆっくり開けた。
 「えっ・・・、ココ何処?」
 怜が辺りを見回した。怜がいるのはスィークレット・カムパニーの3年前の怜の部屋だ。 
 「おぉ、目覚めたか」
 「!」
 啓吾が怜の部屋に入って来た。
「ココは何処なの?」
 怜が問う。
 「そんなことはいいから、これに着替えて外に出ろ」
 と、言うと啓吾は怜の方に服を投げた。そして、啓吾は部屋を出た。
 「なんなの?あの人・・・」
 
 ―10分後―\r
 怜は、啓吾の言ったとぅりに着替えて外に出た。
 「おぉ、や〜っと来たか」
 「外で一体何をするの?」
 「決まってんだろ!記憶を戻すための訓練だ!」
 「は・・・?記憶・・・?」
 怜はキョトンとした顔で啓吾を見ていた。

 ―15分前―\r
 「いいか、啓吾。記憶を戻すためには相手が印象深い事をしてあげればいいんだ」
 「はぁ?印象深いって・・・?」
 源二は考え込む。
 「あ〜、そぅだなぁ・・・。例えば、いつもしていたこととか」
 「いつもやってた事・・・」
 
 いつもやってたこと・・・。
 それは、お互いの能力をを高めあうこと。
 いつも、俺と怜は一対一で戦ってたから。
 たぶん、それをやれば思い出すだろう・・・。
 
 「うっし、行くぞ!怜」
 「はぁ?行くってなにが?」
 「まぁ、とにかく自分の身を守ることはやっとけよ!」 
 と、言うと啓吾は右手を後ろに構えた。そして、思いっきり前に突き出した。
 「な、何?これ・・・」
 怜の方に物凄い風が吹いていく。
 「・・・息が・・・できない・・・」
 怜は、風の中から脱出した。
 「おぉ、生きてた!」
 啓吾が言う。
 「何よ・・・、その言い方」
 「戻ると思ったのになぁ・・・。じゃ、もぅ一発」
 「はっ・・・?」
 啓吾は、また構えて風を起こした。
 「ふざけないでよ!」
 だが、怜の周りをまた物凄い風が襲う。
 「・・・っ・・・―――」
 怜は、その場に右足を着いた。
 「苦しい・・・」
 怜は、右手を地面についた。すると・・・ 
 「あっ・・・あれは・・・―――」
 啓吾の目の前には、巨大な電気の壁が聳え立った。

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