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私の地獄・貴方の地獄−第二話

[391]  あきは  2008-05-22投稿
希望通り痩せたのに、あいつは2ヶ月で痩せた私にいった。
「鎖骨や肋が見えて気持ち悪い」
ショックだったが、何も言わなかった。まだあいつに愛情があったから。

結婚はその後両家の母から影で裏工作があったらしく、それから1年後の事だった。もともと私は身内だけでいいと主張したが、あいつは
「友人全部を呼ぶ」
と言ってきかなかった。
新婦の招待テーブルか5つで新郎は7卓。
形見の狭い披露宴だったけど、あいつは気にもかけなかった。

母方の実家が酒造メーカーだからと鏡わり迄、披露宴でやらされた。
その時から小さなズレが始まっていた。
新婚の初夜くらい2人で過ごしたかった。
でも、あいつの友人の3次会まで付き合って、結局ホテルの準備されたスイートはただ寝ただけだった。

今だからわかるけどさして幸福な式ではなかったかもしれない。
あいつは得意満面だったけど。

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