ラーメンWar4
だが―\r
その軟禁生活も三日とは続かなかった。
《あのねえ大池君!ウチも遊びじゃないんだよ。なんなんだよ部屋が爆発したって!そんな理屈誰が信じるんだ》
登録している派遣会社の営業から来た、すっぽかしたバイトのクレームに俺がしどろもどろに応えていると―\r
『何をやっているの!』
物凄い形相で例の女が俺に当てられた寝室に駆け込んで来て、
バキッ ガチャッ ガチャッ ガチャッ ガチャッ
いきなり俺の携帯を取り上げてへし折り、スリッパで容赦なく踏み砕いてしまった!
『な、何で―機種変してからまだ三ヶ月しか―』
『探知して下さいってお願いした様な物よ!』
それから三分とたたない内に―\r
ガッシャァァァン
今度はテラス側のリビングの窓が爆発し、粉々に吹き飛んだ!
『もう嗅ぎつけたとは―』
女は険しい顔をして拳銃を取り―\r
『こちらエージェント《ラー油》、アクシデント発生。捕獲者に探知された』
通信機らしき耳元のイヤリングに何やら報告を始め―\r
そのまま銃を構えながら音を忍ばせて彼女はリビングへと向かった。
『エージェント《ワンタン》、《バンノネギ3》、こ、これは―』
煙と粉塵舞い上がるリビングの床には、ここに詰めていた彼女の同僚二人が倒れていた。
いずれもMEMMAのメンバーだ。
そして―\r
おそるおそる彼女の後を着いて行った俺の目で―\r
粉塵の間から一つの巨体が現れた。
例の唐草模様で飾られたラーメン丼型のヘルメットを被り、
ぎざぎさナルト型のメガネみたいなゴーグル―\r
レゲエ歌手みたいな長い縮れた髪はまるで頭から麺をぶっかけられた様だ。
でかい何て物じゃない。
軽く2mはあるんじゃないか?
どう見ても日本じゃない―\r
いや、そもそも人間なのだろうか?
『な、なんなんですかコイツ?』
その異様な巨体を眺めながら俺は女に尋ねた。
『そう―遂に来てしまったのね』
『ですから―何が?』
『ラーミネーターよ』
ラーミネーター?
その軟禁生活も三日とは続かなかった。
《あのねえ大池君!ウチも遊びじゃないんだよ。なんなんだよ部屋が爆発したって!そんな理屈誰が信じるんだ》
登録している派遣会社の営業から来た、すっぽかしたバイトのクレームに俺がしどろもどろに応えていると―\r
『何をやっているの!』
物凄い形相で例の女が俺に当てられた寝室に駆け込んで来て、
バキッ ガチャッ ガチャッ ガチャッ ガチャッ
いきなり俺の携帯を取り上げてへし折り、スリッパで容赦なく踏み砕いてしまった!
『な、何で―機種変してからまだ三ヶ月しか―』
『探知して下さいってお願いした様な物よ!』
それから三分とたたない内に―\r
ガッシャァァァン
今度はテラス側のリビングの窓が爆発し、粉々に吹き飛んだ!
『もう嗅ぎつけたとは―』
女は険しい顔をして拳銃を取り―\r
『こちらエージェント《ラー油》、アクシデント発生。捕獲者に探知された』
通信機らしき耳元のイヤリングに何やら報告を始め―\r
そのまま銃を構えながら音を忍ばせて彼女はリビングへと向かった。
『エージェント《ワンタン》、《バンノネギ3》、こ、これは―』
煙と粉塵舞い上がるリビングの床には、ここに詰めていた彼女の同僚二人が倒れていた。
いずれもMEMMAのメンバーだ。
そして―\r
おそるおそる彼女の後を着いて行った俺の目で―\r
粉塵の間から一つの巨体が現れた。
例の唐草模様で飾られたラーメン丼型のヘルメットを被り、
ぎざぎさナルト型のメガネみたいなゴーグル―\r
レゲエ歌手みたいな長い縮れた髪はまるで頭から麺をぶっかけられた様だ。
でかい何て物じゃない。
軽く2mはあるんじゃないか?
どう見ても日本じゃない―\r
いや、そもそも人間なのだろうか?
『な、なんなんですかコイツ?』
その異様な巨体を眺めながら俺は女に尋ねた。
『そう―遂に来てしまったのね』
『ですから―何が?』
『ラーミネーターよ』
ラーミネーター?
感想
感想はありません。