shy boy ?
映画が終わっても、吉川はまだ涙ぐんでいた。
「あはは…泣いちゃった…」
涙を手で拭いながら、吉川が言った。こういうときどうすればいいのかなんてオレには当然わからない。
「…大丈夫か?」
「…うん。行こ」
吉川は少し恥ずかしそうにして早歩きで行ってしまった。オレは慌てておって、そして…今度はオレから手をつないだ。吉川がこっちを見ているのがわかる。恥ずかしくてオレは前しか見れなかった。
近くのマックに入った。不思議とお互い話さない。沈黙に耐えられなくなったオレはふと思い出した疑問を吉川に言った。
「…吉川はさ、なんでオレと付き合おうと思ったの?」
「?なんでって?」
「いや、だってオレ何もいいとこないし…」
「そういうネガティブなのは嫌いだなぁ」
吉川がサラリと言った。「うーん、でもさ、大木ってすごく優しいトコあるよね」
「どこが?」
自分では全くそう思ったことはなかった。
「何か無意識のうちに相手の気持ちを察してあげてるかんじ。さっきも手、握り返してくれたし…」
とてつもなく照れくさかった。吉川にこんなふうに思われてるなんて…
「…大木はウチのどこがよかったの?」
…え?
「あはは…泣いちゃった…」
涙を手で拭いながら、吉川が言った。こういうときどうすればいいのかなんてオレには当然わからない。
「…大丈夫か?」
「…うん。行こ」
吉川は少し恥ずかしそうにして早歩きで行ってしまった。オレは慌てておって、そして…今度はオレから手をつないだ。吉川がこっちを見ているのがわかる。恥ずかしくてオレは前しか見れなかった。
近くのマックに入った。不思議とお互い話さない。沈黙に耐えられなくなったオレはふと思い出した疑問を吉川に言った。
「…吉川はさ、なんでオレと付き合おうと思ったの?」
「?なんでって?」
「いや、だってオレ何もいいとこないし…」
「そういうネガティブなのは嫌いだなぁ」
吉川がサラリと言った。「うーん、でもさ、大木ってすごく優しいトコあるよね」
「どこが?」
自分では全くそう思ったことはなかった。
「何か無意識のうちに相手の気持ちを察してあげてるかんじ。さっきも手、握り返してくれたし…」
とてつもなく照れくさかった。吉川にこんなふうに思われてるなんて…
「…大木はウチのどこがよかったの?」
…え?
感想
感想はありません。
「 左右対称 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。