死体処理少女・三
「私、人を殺した事があるんです。」
最初、裕也は意味が分からなかった。
殺した?誰を?
目の前にいる、ごく普通の高校生。
彼女は殺人行為をはたらいたことのある人間だった。
「嘘だろ・・・?」
しかし、橋本は無表情で裕也を見返すだけだった。
「早く埋めないと見つかりますよ?」
その言葉を聞いて、裕也は我にかえった。
「・・・うん。」
ただ二人は、黙々と、暗くなるまで穴を掘り続け、遂に人二人が入れるくらいの穴ができた。
「じゃあ、埋めますか。」
無事終わって良かった・・・。だが、複雑な気持ちだった。
何故このアパートには人が出入りしないんだ?
しかも学校から橋本の自宅まで人に一度も会っていない・・・
おかしい・・・。
「先輩?」
死体を穴に詰め込みながら橋本は話し掛けた。
「あ、ごめんな。」
裕也は再び作業に戻った。
―――ようやく、作業が終了した。
「気をつけて帰って下さいね。」
「じゃあな。」
アパートの前で、二人は別れた。
橋本には、何か不思議な雰囲気がただよっていた。
殺人行為をはたらいた人間だというのに、全く狂気というものが感じられなかったのだ。
「橋本、おまえさぁ・・・・」
振り向いたが、橋本はいなかった。
家に入ったのかな?
まあいいさ。
死体のことは忘れよう・・・・。
最初、裕也は意味が分からなかった。
殺した?誰を?
目の前にいる、ごく普通の高校生。
彼女は殺人行為をはたらいたことのある人間だった。
「嘘だろ・・・?」
しかし、橋本は無表情で裕也を見返すだけだった。
「早く埋めないと見つかりますよ?」
その言葉を聞いて、裕也は我にかえった。
「・・・うん。」
ただ二人は、黙々と、暗くなるまで穴を掘り続け、遂に人二人が入れるくらいの穴ができた。
「じゃあ、埋めますか。」
無事終わって良かった・・・。だが、複雑な気持ちだった。
何故このアパートには人が出入りしないんだ?
しかも学校から橋本の自宅まで人に一度も会っていない・・・
おかしい・・・。
「先輩?」
死体を穴に詰め込みながら橋本は話し掛けた。
「あ、ごめんな。」
裕也は再び作業に戻った。
―――ようやく、作業が終了した。
「気をつけて帰って下さいね。」
「じゃあな。」
アパートの前で、二人は別れた。
橋本には、何か不思議な雰囲気がただよっていた。
殺人行為をはたらいた人間だというのに、全く狂気というものが感じられなかったのだ。
「橋本、おまえさぁ・・・・」
振り向いたが、橋本はいなかった。
家に入ったのかな?
まあいいさ。
死体のことは忘れよう・・・・。
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