永遠に咲いた花束6
4月第一週
金曜日
この日は私の新しい大学がある東京への引越しの日。
初めて地元から離れる為、不安ばかりある。
一人暮らしの事もあるが何よりもずっと一緒にいた隼人と離れる。こんな辛い事はない…
それでも私は涙一つ見せないで、笑顔で改札を通る。
目の前にいる隼人が、笑って送ってくれるから…
土曜日
この日は新しい部屋の整理で大変だった。
一段落終えると、すかさず隼人に電話をして、何度も何度も「頑張るね」と言った。
日曜日
この日は明日の入学式の準備。
これは時間が掛かる事なく、お昼には暇になってしまった…。
そんな時はまた隼人に電話をしてしまう…。
そして今日の電話も、
「頑張る」と…
会いたくて仕方がないくせに…
隼人はそんな私に
「当たり前だバカ!」と言う。
…わかってる。
でも離れる程…
会いたくて…
…
華奈「ねぇ…隼人…私やっぱり強がれない…。隼人がいないとダメかも…」とついに弱音をはいてしまった…。
隼人「強がんなくていいから、それでも華奈は頑張れるだろ?大丈夫、いつでもお前を想ってるって、絶対忘れんなよっ。」
華奈「うん…」
泣きながらも私はそう答えた。
月曜日
入学式の日
私は地元に帰ってしまった…
(ごめんね、隼人…
もう一度だけ、私に会って?…
隼人の胸で泣いたら絶対に頑張るから…)
そう私は隼人にメールを送って、隼人の家に向かった。
チャイムを鳴らすと隼人のお母さんが出た。
華奈「あ!おばさん…隼人君いますか?」
隼人の母「あ…華奈ちゃん!?」
華奈「はい…」
隼人の母「どうぞ中に入って…」
(あれ?隼人いないのかな?)
華奈「はい!あのぉ…隼人君は?」
隼人の母「…隼人は…寝てるわ…」
華奈「そう、ですか…」
隼人の母「……でもね、きっと隼人はもう…
起きないわ…」
…
え?
つづく
金曜日
この日は私の新しい大学がある東京への引越しの日。
初めて地元から離れる為、不安ばかりある。
一人暮らしの事もあるが何よりもずっと一緒にいた隼人と離れる。こんな辛い事はない…
それでも私は涙一つ見せないで、笑顔で改札を通る。
目の前にいる隼人が、笑って送ってくれるから…
土曜日
この日は新しい部屋の整理で大変だった。
一段落終えると、すかさず隼人に電話をして、何度も何度も「頑張るね」と言った。
日曜日
この日は明日の入学式の準備。
これは時間が掛かる事なく、お昼には暇になってしまった…。
そんな時はまた隼人に電話をしてしまう…。
そして今日の電話も、
「頑張る」と…
会いたくて仕方がないくせに…
隼人はそんな私に
「当たり前だバカ!」と言う。
…わかってる。
でも離れる程…
会いたくて…
…
華奈「ねぇ…隼人…私やっぱり強がれない…。隼人がいないとダメかも…」とついに弱音をはいてしまった…。
隼人「強がんなくていいから、それでも華奈は頑張れるだろ?大丈夫、いつでもお前を想ってるって、絶対忘れんなよっ。」
華奈「うん…」
泣きながらも私はそう答えた。
月曜日
入学式の日
私は地元に帰ってしまった…
(ごめんね、隼人…
もう一度だけ、私に会って?…
隼人の胸で泣いたら絶対に頑張るから…)
そう私は隼人にメールを送って、隼人の家に向かった。
チャイムを鳴らすと隼人のお母さんが出た。
華奈「あ!おばさん…隼人君いますか?」
隼人の母「あ…華奈ちゃん!?」
華奈「はい…」
隼人の母「どうぞ中に入って…」
(あれ?隼人いないのかな?)
華奈「はい!あのぉ…隼人君は?」
隼人の母「…隼人は…寝てるわ…」
華奈「そう、ですか…」
隼人の母「……でもね、きっと隼人はもう…
起きないわ…」
…
え?
つづく
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