死体処理少女・五
夕方、学校が終わり、裕也はさっそく橋本の家に向かった。
きっと橋本が女子生徒達を殺したんだ・・・。
苛立つ気持ちを引きずりながら、裕也はやっと橋本のアパートの前に来た。
ピンポーン
インターホンを押した。
「・・・・・」
しかし、返事がない。
「橋本?」
とりあえず扉をあけてみた。
「誰ですか?」
そこには、橋本がいた。普段着だと、さすがに雰囲気がちがった。
「あ、先輩ですか。こんにちは。」
素っ気なく答えると、橋本は裕也を部屋に入れた。
「それで、何か用ですか?」
無表情でかつて人殺しの犯人が言った。
「橋本に聞きたい事があってさ。いきなりだけど昨日、俺とあうまえに理科室に入ったか?」
裕也は、震える声で言った。
しかし、橋本は、
「いってませんよ?それ、今日の理科室の撲殺死体の事の話ですよね?」
裕也はいきなり恐ろしくなった。
「なんで知ってる?」
橋本は何も答えない。
橋本は今日は学校を休んでいたはず・・・なのに何故、知っているんだ?
「誰かに聞いたのか?」
きっとそうだ。
そうであってくれ。
「違いますよ。私、見ましたから。あの時、第二理科室の掃除してて、たまたまみたんです。殺人現場を。」
橋本はそういって、笑った。
橋本の笑顔をみたのは初めてだったが、恐ろしかった。
「いい加減にしろよ!!だいたいお前なに者なんだよ!」
裕也は、橋本の正体をつきとめるためにした。
人形のような無表情な人間。
奴はいったい何者なのか・・・・・・
きっと橋本が女子生徒達を殺したんだ・・・。
苛立つ気持ちを引きずりながら、裕也はやっと橋本のアパートの前に来た。
ピンポーン
インターホンを押した。
「・・・・・」
しかし、返事がない。
「橋本?」
とりあえず扉をあけてみた。
「誰ですか?」
そこには、橋本がいた。普段着だと、さすがに雰囲気がちがった。
「あ、先輩ですか。こんにちは。」
素っ気なく答えると、橋本は裕也を部屋に入れた。
「それで、何か用ですか?」
無表情でかつて人殺しの犯人が言った。
「橋本に聞きたい事があってさ。いきなりだけど昨日、俺とあうまえに理科室に入ったか?」
裕也は、震える声で言った。
しかし、橋本は、
「いってませんよ?それ、今日の理科室の撲殺死体の事の話ですよね?」
裕也はいきなり恐ろしくなった。
「なんで知ってる?」
橋本は何も答えない。
橋本は今日は学校を休んでいたはず・・・なのに何故、知っているんだ?
「誰かに聞いたのか?」
きっとそうだ。
そうであってくれ。
「違いますよ。私、見ましたから。あの時、第二理科室の掃除してて、たまたまみたんです。殺人現場を。」
橋本はそういって、笑った。
橋本の笑顔をみたのは初めてだったが、恐ろしかった。
「いい加減にしろよ!!だいたいお前なに者なんだよ!」
裕也は、橋本の正体をつきとめるためにした。
人形のような無表情な人間。
奴はいったい何者なのか・・・・・・
感想
- 10190: 言い忘れていましたが、「死体処理少女」は、「死体観察日記」、「大好き」と、話が繋がっています。 [2011-01-16]
- 10193: 意外に長編? [2011-01-16]
- 10197: 橋本麻里奈=「死体観察日記」 田口裕也=「大好きと」なっています。分からないかたは、その小説を読んだら分かりますよ。 [2011-01-16]