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愛のうた EXILE〜ATSUSHI〜1話完結

[982]  EXILE.LDH@AtsushikaM  2008-05-25投稿
いずみ『あのー、開けます。』

あつし『………。』

ピーーーッ、カチ…開いた!


開けたドアの廊下のその奥には、シンプルだけどオシャレで高そうな家具が置いてあった。

芸能人の自宅ってやっぱり違うわ。ア然としちゃった。


とりあえず、彼の上着を脱がせてソファーに寝かせた。
眠ってる…グラサンかけたまま…

ふふっ…ちょっと愉快だった。

寝る時もグラサンなんてね。


でも…あつしが…
憧れていたあつしが目の前にいるなんて…ありえない。


でも、どこをどう見てもEXILEのあつしだ。


これは夢?


…ならまだ覚めないで。もう少しこのままで居させてね。


グラサンをゆっくり外してみようかな…緊張して手が震えそう。
心臓の音も聞こえちゃいそうで恥ずかしい。

そっと、グラサンを外した…。

ふぅ〜、あつしは寝ている。

テーブルにお水の入ったグラスを置いて、カードキーも置いて帰るかな…。

もっと部屋の中をみたい気もするけど、やっぱりよくないよね。

でも…このまま帰ったら…………。


あつしは起きたら私の事を思い出すのだろうか。私は考えてしまう。


きっと、たまたま通り掛かったのが私だっただけで、他の人がここへ連れて来たかも知れないし。


泥酔しすぎて何も覚えていないだろう。

切ないけどこのまま帰ろう。

私は未練タラタラでその場を離れた。


帰宅中、いろんな後悔が押し寄せてきた。
携帯の番号をメモして置いてくればよかったとか、

起きるまでいたら…とか、そんな後悔ばかりとあつしの事でいっぱいだった。


そして、夢のような出来事から1週間が経った…。
1話終了。

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