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死体処理少女・完

[633]  黄粉  2008-05-28投稿
今日も長い一日が終わった。

下校する生徒。冗談を言って、笑い合う生徒。

皆幸せそうだった。

まるで、昨日の撲殺事件はなかったかのようだった。

その学校の生徒の一人、橋本麻里奈は、友達と一緒に下校していた。

「麻里奈、三年の先輩、昨日から行方不明になってるの知ってる?」

「あぁ・・・、知ってるよ。」

麻里奈は、溜息混じりに答えた。

「麻里奈あの先輩と付き合ってたでしょ?」


「え〜付き合ってないよ!たまたま仲良くなっただけだって!」

麻里奈は、笑いながら否定した。

「嘘だ〜」

人気のない通学路に、二人の笑い声が響いた。

そして二人は、麻里奈の家の前で別れた。

バイバーイ!また学校でね〜!

バイバーイ!





ガチャ






バタン






「先輩、居心地はどうですか?」

麻里奈は、倒れている少年に話しかけた。

「・・・・」

しかし、少年は何も答えない。

「すみませんね。内臓、全部出しちゃって。」

その言葉のとおり、少年の内臓は、あらかた掻き出されていた。

「だって・・・、死んだ体には内臓なんていらないでしょ?腐るだけですよ。」

そう言いながら、麻里奈は少年の頭を、膝の上に置いた状態でねかせた。

風は少し冷たくなりかけていた。

もう誰もいなくなった民家へと、少し冷たい風が吹いた。

もう誰もいない・・・・・・・その民家の住人達は、今はアパートの中庭で眠っている。







感想

  • 10245: ↑言ってることいみふ [2011-01-16]
  • 10428: なんかさ、この小説パクられらしいよ [2011-01-16]
  • 10457: パクッタ人は削除したよ [2011-01-16]

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