日常茶飯事? 〜11〜
「こ・・こにひっこしてきたひと よろしく・・・」
「続けて?」
「ココニヒッコシテキタヒトヨロシク」
「吉本新○劇だったら全員ズッコケたぞ。」
やっぱりダメだった・・・。も〜っ。ここまできたのにぃ。
「んじゃぁ、今度、もう1回、仮名入力にしてやってみるからね。」
「カナ!?カナさんか!!」
「ほら、画面見る。」
あ゛ぁ。不覚。カナさんの事を忘れていたわ。
お兄ちゃんは大人しく画面見てくれてるから良かったけど、
『カナさんがどうかしたのか!?』とかになってたら
また、酷くめんどくさいことになっちゃうからね。
そりゃあもう。
若白髪で髪の毛埋め尽くされちゃうくらいめんどくさいことヨ。
こ こ に ひ っ こ し て き た ひ と よ ろ し く
「ここに引っ越してきた人、よろしく!」
「そうそう。まぁ、仮名入力にして打てばいいだけの事だったんだけどね。
それにしても誰だろ・・・こんな暗号よこしてきたの。」
「やっぱスゲェな!蓮!こんな暗号解いちゃったよ!」
「アハハ。お兄ちゃんがヒントくれたからね。まっいーじゃん解けたんだから。
散歩、行こ。」
「そだなっ!!」
「ちょっと探検行ってくるー!」
「分かったーーー。」
答えたのはお母さんじゃなくてお父さんだった。
お父さんの方がよかったかもしれない。お母さんだと
「ダメダメ!この辺りの事知らないんだから、
ヘンな人にさらわれたりしたら・・・」
ってなる。まぁ、これが本当の親の言うことなんだろうけど、
子供にとっちゃ余計なお世話だ。
お兄ちゃんもいるし、ヘンな人にあってもお兄ちゃんの
全力疾走には絶対だれもついていけないから。
「蓮!いこうぜィ♪」
「はいは〜い。」
穿き慣れた、薄汚れたスニーカーを穿いて、
ドアを開けてくれてるお兄ちゃんを通り過ぎる。
ドアを閉めると、お母さんが顔を出さない間に
ちょっと離れたところまで2人で小走りした。
「おい!」
「!」
「ん?なんだ?」
突然後ろから声が聞こえたからビックリした。
振り返るとそこには。
見覚えのある、男の子がいた。
感想
- 1201: 若白髪で埋め尽くされるほど、面倒な事なのねー。あははぁ。確かに、仮名入力の事を「カナさん」というお兄ちゃんにその事を教えるにも教えられるはずが無いですね。(←なんか、日本語おかしくないですか?おかしいですね・・・・。)さぁ、見覚えのある男の子と言えば、あの子ですかな。楽しみにしています。 [2011-01-16]
- 1319: 1201の方、コメントどうもです☆若白髪で頭を埋め尽くされるという事はそれほど縁起の良いものなんですけどね^^(ハイ えぇー、見覚えのある男の子…追風翔のコトですね^^(言った。これで野原しんの○けが出てきたらそれはそれで面白いと思いますが、お兄ちゃんとどことなくキャラが被ってしまうので出す訳にはいきませんわね(何 兎も角、コメントThank youです!! [2011-01-16]
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