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月の葉書2部5−1

[438]  速見  2008-05-29投稿
〜風紀〜

風紀はヨウを倒した後、廊下を走っていた。するとまた空間があり入った瞬間

!?

風紀は耳を澄まし立ち止まる

風紀)(誰かがこっちに近付いてる

風紀は足音の主が現れた瞬間、風紀は左手をその者に向けた

!!?
風紀)香雲!
香雲)風紀!

なんとそこに現れたのは香雲だったのだ。香雲も髪を延ばして矛先を風紀に向けていた。すぐに構えを解き互いに転落した後の事を話て状況を把握する

風紀)こうなるとナラビが不安だな。三月衆って言うんだから、俺とお前が倒した2人を除いて後一人いるって事か

香雲)そうだね。ナラビ君も残りの一人と……

香雲が心配そうにすると

風紀)けど、ナラビも強くなったんだ。きっと勝ってるさ

風紀が元気つける様に香雲の肩を叩く

香雲)そうだね。こうして私達も出会えたんだからそのうちナラビ君とも……

香雲がそう言った時だった

「君達はもうナラビには会えないよ」

奥から聞き覚えのある憎らしい雷斗の声が聞えた

風紀)雷斗!

風紀が歯ぎしりして雷斗を睨むと同時に風紀の心は高揚する

まさかこんなに早く雷斗と対峙するとは思わなかったからだ。しかし、状況は悪化の方向へ辿る

「ここで死ぬからな」

なんと雷矢まで現れたのだ!





〜ナラビ〜

一方ナラビも男を倒した後、廊下を急いでいた。すると先程と同じ広さの空間に辿り着いた。しかし、そこには風紀と香雲はいなかった……が、そこには人の気配があったのだ

ナラビ)誰!?

ナラビが叫ぶと

「一族の敵さ」

そこにいたのは、なんとフライだったのだ

ナラビ)フライ

ナラビは力なく呟く

フライ)君が僕の元に来たのはラッキーだよ

フライは椅子から立ち上がって言う

フライ)僕の望みが叶うからね

フライは冷淡に笑う

ナラビ)聞きたい事がある。なんで光の一族をそこまで恨むの?

フライ)本当に聞かされて無いんだね。やっぱ君の一族は最低だ

フライが馬鹿にして言うと

ナラビ)一族を馬鹿にすると許さないぞ!フライ!

ナラビが怒り叫ぶとフライは数秒間目を閉じ黙った後

フライ)光の一族が僕の一族を皆殺しにしたと言ってもか?

フライの怒りの籠った声が響く

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