携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 曖昧me mine;?

曖昧me mine;?

[362]  そぼろ飯  2008-05-31投稿
「もうすぐ学校祭だね」
「あぁ」
「どうしたのよ佐月。さっきからあんた『あぁ』しか言ってないよ」
「あぁ」
私は今すごく傷心気味だ。原因は勿論、清太だ。
清太が南先輩に告白されたからだけではない。
自分が清太を好きだと気付いてしまったからだ。
「清太君となにかあったの?」
「なんも…」
「……。」
「なんにも……ある」
私と会話してるのは親友の真紀子である。彼女に私はなかなか嘘がつけない。
ついたといてもすぐに見破られる。
「ついにあんた達にも進展ねぇ。悪きにしろ善きにしろ」
真紀子はしみじみと頷く。
「私、清太が好きみたい…」
「え、今まで自分で気付いてなかったの」
は?
どういう事
「絶対あんたら両想いだって前から気付いてたし」
「……それはない」
だって清太は南先輩の事、カワイイって言ってた。それにあの顔…私には絶対しない。
結局私の片思いだった。
「告白しなさいよ」
真紀子はまっすぐな目で私を見つめた。
「告白して想いを伝えなさい。そうすりゃ全部はっきりする。曖昧な関係からも解消される」
曖昧な関係を解消する、それは私がずっと望んでいた事だ。
そうしよう、だってこのままじゃ苦しいままだ。
「わかった」
私ははっきり頷いた。
もう曖昧でいることなど許されない。

感想

感想はありません。

「 そぼろ飯 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス