アタシとアイツの北斗星2
「きりぃーつ、きょーつけぇー、おはよーございまぁーす」
やる気のない号令はあたしの前に座ってる黒神鴉雨(くろがみあうる)。一応、成績はトップクラスで、首席として入学してる。
だから、最初はマジメなのかなぁって、話しかけられなかった。小学校の頃から塾は一緒だったんだけど、いつも優秀者リストみたいなのに載ってて、やっぱり話しかけにくかった。
でも、関わってみると意外とおもしろくて、今じゃ毎日メールしてる。相談してみたり、されてみたり、バカみたいな話で盛り上がったりww
あいつは県内でかなり頭のいい中学校を卒業したんだけど、その学校でイチバンの問題児だったとか(^^汗)
でもやっぱり成績はよくって、その学校でも10番以内に入っちゃうくらい。
なのに、頭いいって言われたくないとか、頭いい奴は基本的にキモいとかで、あたしと同じ私立高校に通ってる。公立入試は受けてはいたものの、爆睡してたってウワサもある;;
そんなあいつが、この前席替えで目の前に来たのだ。
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