僕は君の未来を永遠(トワ)に。<27>
* * * * * *
僕達は、カラオケボックスを後にした―\r
『ねぇ、エリカちゃん。今日はもう帰った方がいいよ。』
勿論、彼女と飲んだのは今日が初めてだったし、
彼女が決して酒に弱いとは思えなかったけれど、
とにかくさっきから飲むペースが早過ぎると思った。
『ええ〜〜。まだいいじゃん。あたし達、お互いに両思いだったってコトが判明したコトだし。あはははは。』
彼女は全然、悪びれた様子も無く、屈託が無い笑顔を僕に見せる。
『明日もお互い仕事だし、今日はもう帰ろうよ‥‥ね???』
なんとか彼女をなだめながら、
まるで小学生の子供を諭すかの様な口調で僕は言った。
『嫌よ。だって今日は、あたしと未來の十七年ぶりの再会じゃん。
それにあたし達がお互いに初恋の相手だったっていうコトが、今初めて分かったというのに。
未來は全然ロマンチックじゃないよね。
つまんない。』
ツマンナイ――
彼女にそう言われたからという訳ではないが―\r
少しグサッときた。
何でだろう。
そんな言葉―\r
今までに女のコから言われ慣れてた筈なのに―\r
『此処は札幌でしょ?!君は札幌市内に住んでるからいいけど、僕は小樽。
終電に間に合わなかったらヤバいしさ。』
もうちょっとマシな断り方が出来ないのか。
女のコを目の前にして、僕はやっぱりダサイ男だと思った。
『何か‥‥気持ち悪い‥‥‥。』
そう言って、彼女は突然その場にしゃがみ込んでしまった。
『エリカちゃん大丈夫?!だから飲み過ぎだって言ったじゃん。』
僕は彼女が心配になり、思わず彼女に合わせて、その場にしゃがんだ。
『‥う゛っ‥‥。』
『えっ?!ちょ‥ちょっと待って!!』
非常事態かも――
『エリカちゃん!!こ、此処は、ちょっとマズいって!!
あ、人が沢山見てるし、その‥‥あ‥あっ‥‥あ〜〜〜っっ!!☆☆☆☆☆』
僕達は、カラオケボックスを後にした―\r
『ねぇ、エリカちゃん。今日はもう帰った方がいいよ。』
勿論、彼女と飲んだのは今日が初めてだったし、
彼女が決して酒に弱いとは思えなかったけれど、
とにかくさっきから飲むペースが早過ぎると思った。
『ええ〜〜。まだいいじゃん。あたし達、お互いに両思いだったってコトが判明したコトだし。あはははは。』
彼女は全然、悪びれた様子も無く、屈託が無い笑顔を僕に見せる。
『明日もお互い仕事だし、今日はもう帰ろうよ‥‥ね???』
なんとか彼女をなだめながら、
まるで小学生の子供を諭すかの様な口調で僕は言った。
『嫌よ。だって今日は、あたしと未來の十七年ぶりの再会じゃん。
それにあたし達がお互いに初恋の相手だったっていうコトが、今初めて分かったというのに。
未來は全然ロマンチックじゃないよね。
つまんない。』
ツマンナイ――
彼女にそう言われたからという訳ではないが―\r
少しグサッときた。
何でだろう。
そんな言葉―\r
今までに女のコから言われ慣れてた筈なのに―\r
『此処は札幌でしょ?!君は札幌市内に住んでるからいいけど、僕は小樽。
終電に間に合わなかったらヤバいしさ。』
もうちょっとマシな断り方が出来ないのか。
女のコを目の前にして、僕はやっぱりダサイ男だと思った。
『何か‥‥気持ち悪い‥‥‥。』
そう言って、彼女は突然その場にしゃがみ込んでしまった。
『エリカちゃん大丈夫?!だから飲み過ぎだって言ったじゃん。』
僕は彼女が心配になり、思わず彼女に合わせて、その場にしゃがんだ。
『‥う゛っ‥‥。』
『えっ?!ちょ‥ちょっと待って!!』
非常事態かも――
『エリカちゃん!!こ、此処は、ちょっとマズいって!!
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