一握りの雪
去ってしまった冬。
冬と共に去ってしまった彼女。
彼女と共に去ってしまった白い雪。
今、僕の目の前にあるのは溶け残った雪。
表面は凍りつき、太陽の光りを反射している。
街行く人の流れの中、道の隅にぽつりと残された小さな雪の塊。
僕は残された雪をしゃがんで見下ろしている。
雪は徐々に溶けていく。
太陽の光りにさらされ、少しずつ、また少しずつ溶けていく。
そうして、僕の目の前から消えていく。
彼女との思い出が
彼女との出会いが
彼女との日常が
彼女との・・・全てが──
「いつまで寝ているの?」
母さんが部屋のドアをノックする。
こんな寒い朝は嫌だ。身体が凍りつくように寒いんだから。起きたくない。だから僕は無視する。
「はぁ・・・起こしてきます・・・」
「ごめんね、由香ちゃん」
部屋の出入口の前で、何やら話している。朝から騒々しい。
僕は頭まで布団を被り、防音対策をとる。
「ほらぁ、学校遅刻するよ〜?」
いつも通り、奴は勝手に部屋に入ってきた。
「・・・・・・」
「ねぇー?」
「・・・・・・」
「ねえ〜ぇ?」
「・・・・・・」
敢えて無視をする。遅刻しそうと言っても、まだ走れば間に合う筈だ。
「・・・無視かぁ・・・。なっくんは無視かぁ・・・」
冬と共に去ってしまった彼女。
彼女と共に去ってしまった白い雪。
今、僕の目の前にあるのは溶け残った雪。
表面は凍りつき、太陽の光りを反射している。
街行く人の流れの中、道の隅にぽつりと残された小さな雪の塊。
僕は残された雪をしゃがんで見下ろしている。
雪は徐々に溶けていく。
太陽の光りにさらされ、少しずつ、また少しずつ溶けていく。
そうして、僕の目の前から消えていく。
彼女との思い出が
彼女との出会いが
彼女との日常が
彼女との・・・全てが──
「いつまで寝ているの?」
母さんが部屋のドアをノックする。
こんな寒い朝は嫌だ。身体が凍りつくように寒いんだから。起きたくない。だから僕は無視する。
「はぁ・・・起こしてきます・・・」
「ごめんね、由香ちゃん」
部屋の出入口の前で、何やら話している。朝から騒々しい。
僕は頭まで布団を被り、防音対策をとる。
「ほらぁ、学校遅刻するよ〜?」
いつも通り、奴は勝手に部屋に入ってきた。
「・・・・・・」
「ねぇー?」
「・・・・・・」
「ねえ〜ぇ?」
「・・・・・・」
敢えて無視をする。遅刻しそうと言っても、まだ走れば間に合う筈だ。
「・・・無視かぁ・・・。なっくんは無視かぁ・・・」
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