time―ホシニナル―
誰にでも、こんなことになるってわかってたら、やらなかったのになんていうような経験はあるだろう。でも、そんなことわかるわけがない。
・・・あの日の俺も、そう思っていた___
第0章 雨ノチ流星
「だりぃ?」
授業中にも関わらず机に突っ伏しているのは〈黒神 鴉雨(くろがみ あうる)〉
これでも成績は悪くはない。むしろかなりいい。こう見えて首席として入学してる。
だからガリ勉ちゃん達にはスゲー嫌われてる。あんなに勉強のために生まれてきましたみたいな顔して俺よりバカなんて、かわいそうなやつらだよ。
ついに学校の七限すべてを寝続け、下校中の俺は近くの公園で、ガラにも合わず考え事をしていた。
顔はみんなにはかっこいいって言われるが、性格は自分でも最悪だと思うくらい悪い。名前も外人みてぇで変だし、人格も変だ。このままじゃ彼女は一生お預け。だろうそんなのはゴメンだ。
ちょうどその時俺の真上に流れ星が輝いた・・・。
彼女欲しい、彼女欲しい、彼、女・・・ほし、
「いぃぃぃぃいいい!?」
俺は自分に向かってくる流れ星を目の前に見た―――\r
『ドッガァァーアン』
俺の目が覚めたのは、“3日後の”朝だった。
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