携帯小説!(PC版)

後悔

[455]  第三者  2006-05-15投稿
僕は後悔した

君を助けた事

君と出会った事

君の命とひきかえに右手を失った事

夢を失った事

僕は君を責めた







君は屋上から身を投げた


騒ぐ学校の中、君と出会った部屋に向かった


僕は後悔した

君を死なせた事

君は結局死んだのにあの時助けた事


僕は怒りを感じた

君が死んだ事

僕の右手を無駄にした事

僕の夢を無駄に奪った事


僕はすでにない右手の変わりに口でカッターを持つ

僕は何度も失敗しながら残った左手を切る

痛みが走れば走るほど君に許される気がした

ザクリと僕の命が絶つ音がした

同時にガラッとドアが開いた

「彼女、助かったゎ―」

教師のかん高い悲鳴を聞きながら僕は最後に考える

僕は―\n






僕は安心した

君が助かって―良かった


もう考える事はできなかったけど

君に誤れなかった事

君に「好き」と言えなかった事


後悔したと思う







だがもう後悔はしない

君は今僕の隣で笑ってくれているから―

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