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蒼き街 [いつもの日々]その2

[143]  飛翔〜AsukA〜  2008-06-05投稿
僕の通う多野高校は、ちょっと急な坂道の一番上にある。
_なんとか、遅刻ぎりぎりで登校した。今日、たまたま遅刻ぎりぎりだったわけでもない。悲しいかな僕は、遅刻の常習犯の一人だ。まあ、それは置いといて。
本日はテストの返却日。
はーっとため息をもらす。
凡人以下かもしれない学力は、ボーダーラインぎりぎりだ。
これまた、現実の世界で、認めたくない一つだった。(でも…負けないさ…。)
やっぱり地獄の答案用紙は、期待どうりひどいものだった…。
一人、黄昏ていた僕を呼び戻す声がした。
「輝夜、また玉砕か?」
小学生からの幼なじみ、メガネをかけていないのに、頭いい奴…、生徒会長でもある猪井芳吉(いのい よしき)だ。 「また玉砕の、またってのはなんだよっ!」
玉砕って言葉にも、激しく抗議したいのだが…、「やめとこ…」と、ぼそっと呟いた。
頭の中を切り替えて、芳吉に聞き返した。「で、お前はどうだったんだ?」
「俺は、こんなもんだ」と、ニコッと微笑みながら答案用紙を見せる。「満点!?」ありえない。(そりゃ自信があるわなっ)なんて思った。 その僕らの、やり取りを遠くの方で、熱い眼差しで見ている、一人女の子がいた。

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