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月の生んだ一つ星6

[394]  神様の親戚  2008-06-05投稿
免許証を渡すと一緒にデートに誘った。


私が支度をしている時、健二は財布にこんな手紙をくれた…。























『なぁ美月、飛べないからこそ見える空があるんだよ』









だから健二はあのデートできれいな空だけ私に見せてくれてたんだ…。




(ねぇ…健二は私を愛してくれてるの?)
私は泣きながら、健二を探した。


でも…



探しても見つからず…、

二時間後家に帰るとドアをノックしている健二を見つけた。




健二は何かを手に持っていて…。




私が外にいる事に驚きながらも、その小さなプレゼントを渡してくれた。


健二『びっくりしたぁ。今渡しにいこうと思ったのに』





中身は星の形のネックレスだった。




健二『これからずっと、俺と星を見てほしいんだ。
空なんて飛べなくたって幸せにしてやるからな』










(ねぇ





健二は何で私だったの?







私じゃなくてもよかったじゃんか?










私は昔っから…










自分だけで、





なんだか…)



























私はそっと健二の胸の中で







美月「本当に…ごめんね…」







と、無理矢理笑った。





つづく

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