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ディフェンド ”記憶が戻る?!” 8

[406]  2006-05-15投稿
 「うぉっ・・・、やれば出来るじゃねぇか」
 そして、壁は消滅して煙だけが残った。
 
 シュンッ・・・―――\r

 「!」
 煙の中から、怜が右手に電気を溜めながら猛スピードで向かってくる。

 バリッ・・・―――\r

 啓吾は、右手を前に突き出す。怜も同じ。そして、ぶつかり合うが・・・
 「変わってねぇな・・・」
 「啓吾もね・・・」
 2人の腕は、お互いの顔の前で交差し、お互いの顔の前で止まっている。
 「おっ・・・、記憶が戻ったようだな」
 遠くから見ていた源二が言う。
 
 ―スィークレット・カムパニー―\r
 「うわぁ・・・、懐かしい・・・」
 怜と啓吾と源二は中に入る。
 「3年ぶりだからな」
 「3年・・・か」
 怜は、辺りを見回す。
 「啓吾は、記憶抜かれなかったの?」
 「あぁ・・・、俺は・・・―――」
 「まぁ、立ち話もなんだから座れよ」
 源二が言う。啓吾と怜はイスに座る。
 「俺は、3年前・・・」
 啓吾は、話を続けた。
 
 俺は、3年前からの事。つまり、俺が病院に居た事と、もう1つの夢玉について話した。怜は、少し悲しげな表情をしていた。

 「じゃぁ、その闇夢玉を壊せばいいんですね?」
 「あぁ、そぉだ」
 「でも、何処にあるかは調べないと分からないらしい」
 「そっか・・・、あのさ・・・―――」
 怜は、啓吾の顔を見て言う。
 「龍華さんは・・・?」
 「・・・それは・・・」
 啓吾は、下を向く。
 「龍華は、何処かで生きてるさ」
 源二が言う。
 「本当・・・ですか?」
 「あぁ。本当だ」
 と、源二が言うと怜はホッとした顔をした。
 「あぁ、そぉだ・・・」
 源二は、パソコンの方を見る。
 「闇夢玉のある場所が分かったぞ」
 「で、何処なんだ?」
 源二は、パソコンの画面を見ながら言う。
 「ココから、10?先にあるスティンって町だ」

 ミッション:闇夢玉の破壊。

 俺達は、まだ知らなかった。
 闇夢玉の本当の怖さを。
 俺達は、スティンでその怖さを知った・・・。

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