心の天秤
「う〜んやっぱり自分じゃ分かんないのかな。」
そりゃ分かんないでしょ、加齢臭しないんだから。
「勇くん、私ってカレー臭する。」
「いや、加齢臭はしないでしょ。」
普通17歳で加齢臭はしない、けど春姉の言うカレー臭はどうなんだろう、
答えかたが悪かったのか、考えてた事が顔に出たのか「ホントに」
春姉が食い付いてきた。
「うっ・・」
そう言われると自信ないなぁ、加齢臭は良いとして、毎日制服にエプロンでメシ作ってるから匂いが移ってるかもしれないしなぁ。
「う〜勇くん私の髪の匂いかいでみて。」
「はいっ!?」
何か凄いこと言ってる。 「もしかして、嫌?」
「嫌じゃないけど。」
商店街のど真ん中だし誰かに見られたら勘違いされるかもしれないじゃん、
「嫌じゃないけど、なに?」
目をウルウルさせながら上目使いでこちらの様子をうかがってくる。
駄目だこの目には勝てない反則だ。
「わかったから、こっち来て。」
ぶっきらぼうに手招きすると春姉は近付いてきた。
俺は春姉の後頭部にてを回して、グイッと胸本に引き寄せる、途端に春姉から甘くて優しい匂いが上ってくるのがわかる。
なんだか懐かしい様な安心する様なそんなに匂い、もう少しこの優しい芳香をたのしもうと春姉の髪に顔を近付ける。
そりゃ分かんないでしょ、加齢臭しないんだから。
「勇くん、私ってカレー臭する。」
「いや、加齢臭はしないでしょ。」
普通17歳で加齢臭はしない、けど春姉の言うカレー臭はどうなんだろう、
答えかたが悪かったのか、考えてた事が顔に出たのか「ホントに」
春姉が食い付いてきた。
「うっ・・」
そう言われると自信ないなぁ、加齢臭は良いとして、毎日制服にエプロンでメシ作ってるから匂いが移ってるかもしれないしなぁ。
「う〜勇くん私の髪の匂いかいでみて。」
「はいっ!?」
何か凄いこと言ってる。 「もしかして、嫌?」
「嫌じゃないけど。」
商店街のど真ん中だし誰かに見られたら勘違いされるかもしれないじゃん、
「嫌じゃないけど、なに?」
目をウルウルさせながら上目使いでこちらの様子をうかがってくる。
駄目だこの目には勝てない反則だ。
「わかったから、こっち来て。」
ぶっきらぼうに手招きすると春姉は近付いてきた。
俺は春姉の後頭部にてを回して、グイッと胸本に引き寄せる、途端に春姉から甘くて優しい匂いが上ってくるのがわかる。
なんだか懐かしい様な安心する様なそんなに匂い、もう少しこの優しい芳香をたのしもうと春姉の髪に顔を近付ける。
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