携帯小説!(PC版)

君と僕と月

[469]  井浦快里  2006-05-15投稿
いつかの夢。 バラバラの君の記憶だけど。 僕は、ずっと待ってたよ。 君の知らない月の下、 いつか会えるって信じてた。 本当は、寂しくなんて無いって自分に嘘ついてただただ涙を流してた。 流れる星を指差して、 君の帰りを願ったよ。 泣きたいよ。 でも、泣いたら君に会えないから。 ―きっと帰るから、泣かないでって約束してくれたのは、君だよ。 ありがとう、 ごめんね。 さよなら。 また、会いたいな。 君の知らない月の下、 僕は、歌う。 君の幸せを、 願う歌。 待ってるよ。 流れ星、僕の歌は、届いたの? 届くといいな。 君が幸せに、 なれるなら。 信じています。 辿り着く場所は 一緒だと。

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