スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 4話No.3完結
アラタ『あの日、マジで酔ってたけど俺、ちゃんと覚えてたんだ。
あの池袋のお店でいずみさんを見て一目惚れしちゃって。』
いずみ『えっ?あのお店にアラタいたの?』
アラタ『いずみさんが来る前からね。
俺は出口付近でいずみさんとすれ違ったんだよ。』
いずみ『そうだったんだ。』
アラタ『だけど道端で会ったのは偶然だよ。
俺自身びっくりしたけど、酔ってたからそんな状況で何も言えなかった。
カードキーを渡したのはいずみさんだったからだよ。
一目惚れって今まで俺の人生にはないから驚いたよ。
で、会ってみたらやばいくらい好みの女でびびった。』
こんなことが…。
いずみ『夢、見てるみたい。』
アラタ『夢じゃないよ。本気だよ。
真剣に俺と付き合って欲しい。』
いずみ『私もアラタの事…好き。
こんな事ってあるんだね。私、ずっとアラタのファンだった。ファンでしかいられないと思ってた。
なのに、こんな運命があったなんて…。』
しゃべりながら涙が止まらない。
アラタ『いずみって呼んでいい?』
私はうなずいた。
アラタ『俺のファンだったの?』
いずみ『そうだよ。会ったらもっと好きになったよ。』
そう言ったら私の側にきて抱きしめてくれた。
アラタ『すごい嬉しいよ。…いずみ。』
私たちはキスした。アラタのキスは長かった。
彼なら信じれる。
そう思った。
私は、旦那の存在を忘れるほどアラタしか見えなかった。
続く…。 4話完結
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