携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 〜出会い3〜

〜出会い3〜

[141]  TKHR  2008-06-09投稿
まぁさておき、キャンパス内を一周し、声を掛けられる訳もなく、掛ける勇気もなく、お互いの無力さを痛いほど痛感し出てきてしまった。

唯一話した女の子と言えば、フライドポテトを売っていた子………情けない…。

キャンパスを出て意気消沈している俺に対し、愛斗がこんな提案をしてきた。

『実はこの学校は幼稚園からの一貫の附属学校だから、高校の方の文化祭に行ってみる?』と。

もちろん行くに決まっている。

またテンションが上がってきた。

大学から高校まではそんなに距離はなく、すぐの踏み切りを渡ればもうそこが高校だ。

タイミング悪く踏み切りがしまってしまった。

踏み切りが開くのを二人で待っていると、なんだか愛斗が落ち着かない様子。

そういえば、大学のキャンパス内にいた頃からどうも様子がおかしい。

俺がどうしたのと声を掛けると

『実はさぁ…』

なんだか彼氏が彼女に別に好きな子が出来たんだと話すような面持ちでゆっくりと話を始めた……



…………………………………………穴がち話は間違っていなかった。

上で話したがここに大きな落とし穴が。

なんとここの高校に愛斗の彼女がいるというのだ。

最近出来たらしく、そんな情報が入ってくる訳もなく…。

騙されたのだ。

普段はあまり遊びの誘いもしないような奴だったから嬉しかったのに…

愛斗の髪の毛も服装も全ては彼女に会うため。

また、俺も彼女に会いに行くためのアイテムなのだ。

くそぉ〜。

しかしだ、ここで切れるような俺ではない。

ふざけんなよ〜くらいは言ったが、とりあえずは愛斗の彼女も見たいのもあったし、女の子と話せるチャンスだとポジティブシンキング。

愛斗の彼女は2つ下でとても愛嬌のある可愛らしい女の子だった。

女子高ということもあり、友達の彼氏が来るということで愛斗の周りは彼女の友達で埋め尽された。

まぁ俺はその中にいる訳でなく、離れた所に一人で見つめていた。

まるで、我が子を見守る親の様に…。

つづく…

感想

感想はありません。

「 TKHR 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス