携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 奈央と出会えたから。<168>

奈央と出会えたから。<168>

[636]  麻呂  2008-06-11投稿
『おい。早く帰らねぇと、この辺一帯住宅街だろ?!ポリ公よく巡回してんだ。早く行くぜ!!』



新谷先輩のその一言で、あたし達は、解散した――





そうそう――



帰りの車の中で、新谷先輩があたしにこんな事を言ってくれたっけ――



『奈央ちゃん。聖人はな、見た目ツッパッてカッコつけてるけど、中身はすげぇイイヤツだから。

俺が保証する。』



『はい。』



あたしが返事をしたとほぼ同時に、



『新谷先輩。もういいっスよ。』



聖人がちょっと、アンニュイな口調で言った。





『おい聖人。さっき、サトルも言ってたけど、お前と奈央ちゃん、

俺もお似合いだと思ってるぜ。』



その言葉が心に強く響いた―\r





ねぇ聖人―\r



あたしね―\r



今夜、新谷先輩がそう言ってくれたコトと、



今夜、今まであたしの知らなかったあなたの世界を見れたコトで、



少しだけ、今までより自信がついた様な気がするの。



今夜のコトは、あたし一生忘れないよ。


この先、何年経っても――



ずっとずっと、忘れるコトなく、あたしの心の引き出しの中にしまっておくね。


シンデレラの魔法は十二時で解けてしまったけれど――



聖人にかけてもらった魔法は、一生解けないって―\r



あたしね、今でもずっと信じてるんだ。


あなたのお陰であたしはココにいる。



あなたと知り合えたからココにいる。



あなたと知り合えたトキからココにいる。



あなたと知り合えたコト―\r



あたしは、ずっとずっと、誇りに思っているよ‥‥‥。

感想

感想はありません。

「 麻呂 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス