Tetra 七
土色のような色で、毛並みがばさばさしていて、首には酒、尻尾には派手な飾り、坊主みたいなダボダボした服を着ている。
老猫は叫んだ後、酒をグビッと飲むと喋りだした
「たかがナワバリの為にここまでするか?え?テイル、アースよ…。」
リーダーはたじろぐ
「だからその名前はやめろって!」
アースが深々とお辞儀した。 と、同時に子分達もお辞儀をした。
「お久しぶりです老師。」
アースが顔を上げ、僕らを見た。 「やれ」と伝えたかったのだろう
すかさず会釈した
リーダーは照れながらも礼をした。
「よい、よいよ…、顔を上げぃ…。」
杖の先っぽで土管を叩き、合図をした。
僕は「あなたは誰?」と聞いた
アースが失礼だぞ、と言わんばかりの顔をしていた。
「わしはTetraの統括、ネイルと申す。ぬしらと会うのは初めてじゃな?」
「はい。」
僕は喉をゴロゴロさせた。
「待てよ、俺は度々だろう?」リーダーが付け足す
「そうじゃな…、で、ぬし。」 ネイルが僕に杖でさした
「ぼ…僕?」
びっくりしながら返事をしてしまった。
「名をなんと申す?」
何故か僕だけに聞いてきた。
「あ…アルです…。」
名前を言った瞬間、ネイルが首を傾げる。 「むむ?ぬし、捨て猫だったか? 」 はあ…、と答えた。
「ではぬしがあの中の一匹か!?」 訳が分からない。
すると土管を降り、エースの方へ向かう。
「ぬしもあの中の一匹かの?」エースもポカンとしていた。
「まあよい、ともかくわしが来た理由はまだある。」
少し間を開けていった。
「Tetra帰還命令じゃ。」
リーダーとアースが驚き、身体が跳ねる。
「今更か?」
リーダーがため息をする
「行くしかないわ…、Tetraの命令よ?」
アースは子分達に傷の治療、道具の後始末、抗争の後の一礼をさせた。
「またね」と言ってナワバリに戻る
「アースは分かっとるな、で、肝心のお前さんは?」 リーダーが冷や汗をかく
「も……もっ…もちろんわかってるぜ?」 嘘つけ…とネイルが言った
「満月の夜、月の光りが三日月作る時、世界は扉を作るだろう。」
とりあえずリーダーは返事をした。
「では、待ってるぞい。」
「Tetra…か…。」
続く
老猫は叫んだ後、酒をグビッと飲むと喋りだした
「たかがナワバリの為にここまでするか?え?テイル、アースよ…。」
リーダーはたじろぐ
「だからその名前はやめろって!」
アースが深々とお辞儀した。 と、同時に子分達もお辞儀をした。
「お久しぶりです老師。」
アースが顔を上げ、僕らを見た。 「やれ」と伝えたかったのだろう
すかさず会釈した
リーダーは照れながらも礼をした。
「よい、よいよ…、顔を上げぃ…。」
杖の先っぽで土管を叩き、合図をした。
僕は「あなたは誰?」と聞いた
アースが失礼だぞ、と言わんばかりの顔をしていた。
「わしはTetraの統括、ネイルと申す。ぬしらと会うのは初めてじゃな?」
「はい。」
僕は喉をゴロゴロさせた。
「待てよ、俺は度々だろう?」リーダーが付け足す
「そうじゃな…、で、ぬし。」 ネイルが僕に杖でさした
「ぼ…僕?」
びっくりしながら返事をしてしまった。
「名をなんと申す?」
何故か僕だけに聞いてきた。
「あ…アルです…。」
名前を言った瞬間、ネイルが首を傾げる。 「むむ?ぬし、捨て猫だったか? 」 はあ…、と答えた。
「ではぬしがあの中の一匹か!?」 訳が分からない。
すると土管を降り、エースの方へ向かう。
「ぬしもあの中の一匹かの?」エースもポカンとしていた。
「まあよい、ともかくわしが来た理由はまだある。」
少し間を開けていった。
「Tetra帰還命令じゃ。」
リーダーとアースが驚き、身体が跳ねる。
「今更か?」
リーダーがため息をする
「行くしかないわ…、Tetraの命令よ?」
アースは子分達に傷の治療、道具の後始末、抗争の後の一礼をさせた。
「またね」と言ってナワバリに戻る
「アースは分かっとるな、で、肝心のお前さんは?」 リーダーが冷や汗をかく
「も……もっ…もちろんわかってるぜ?」 嘘つけ…とネイルが言った
「満月の夜、月の光りが三日月作る時、世界は扉を作るだろう。」
とりあえずリーダーは返事をした。
「では、待ってるぞい。」
「Tetra…か…。」
続く
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